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バスケ、バレーにハンドボールも 続々と変わる新リーグの世界一への挑戦「時間はかかるが…」

観客の声援に応える東江【写真:中戸川知世】
観客の声援に応える東江【写真:中戸川知世】

大賀智也社長は「時間はかかるが、可能性は感じている」

 東江は司令塔らしく、他のスポーツにも関心を寄せながらハンドボール界を俯瞰で見た。「すごいですよね。テレビの地上波ですから。バレーもバスケも見ました。ハンドボールも離されないようにしないと」。試合中に吠えたのも、観客との一体感を意識してのこと。「いい試合をして、また見に来てもらえるように」と話した。

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 新旧の日本代表選手をそろえる「スター軍団」ジークだが、観客動員には苦戦している。この日の観客数は609人。ホーム4試合の平均も800人に届かない。平日のナイターが3試合というのも伸び悩む要因だが「もう少し入ってくれれば、よりモチベーションは上がる」と東江は話した。

 もちろん、チームとして動いてはいる。今季から自前のチアリーダーを組織し、ハーフタイムショーも充実させている。大賀智也社長は「まずはチームを知ってもらうことが重要。墨田区や隣接する区では、だいぶ浸透してきている」。ただ、これを観客数に結び付けるのは簡単ではない。「時間はかかるが、可能性は感じている」と話していた。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

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荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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