ボクシング7大世界戦の興行裏話 寺地&岩田が超大物と…ユーリ阿久井は猛省「本物を見せたい」
阿久井は辛勝に悔しさ露わ「本物のボクシングを見せたい」
阿久井は同級8位タナンチャイ・チャルンパック(タイ)に2-1の僅差判定勝ち(117-111、115-113、113-115)。リングサイドに妻・夢さんと2人の娘が駆け付けた中、中盤は反撃を受ける場面が目立った。10回は猛ラッシュを浴びてクリンチ。最後まで打ち続け、辛勝でベルトを死守した。
2日が経っても「すっきり勝てず一番悔いが残る。次は絶対にいい試合をしようという気持ちです」と悔しさを露わにした
「周りは完勝と言ってくれるけど、相手を勝利にしたジャッジもいる。無視はできないので改善したい。ラスト2回を獲り切れたのが勝因。最後まで諦めずに行けたのはよかった。ポイントを獲られたと聞いてもいたので、向こうが多く取ったかもしれないと思ってヒヤっとした」
14日の興行も観戦し「僕も本物のボクシングを見せたいと思ってやっている。本物は相手も強い選手で強いもの同士の戦いだと思う」と決意を新た。寺地や14日に登場したWBO王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)らとの統一戦が期待される。
「戦いたい相手はいなくて、いつも誰でもいいとお願いしている。決まった相手と戦えればそれに向けて勝ちに行くだけ。統一戦どうこうよりもっと強くなって帰ってくることしか考えていないですね」