「明日は4団体統一の始まり」 世界王者・田中恒成が初Vへ気合い、オラスクアガら全選手計量パス
ボクシングの7大世界戦興行に出場する選手たちが13日、都内のホテルで前日計量に臨んだ。13、14日に東京・有明アリーナで行われる異例の2日連続世界戦興行。14日に初防衛戦を迎えるWBO世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)王者・田中恒成(畑中)は52.1キロ、挑戦者の同級5位プメレレ・カフ(南アフリカ)は52.0キロで一発パス。戦績は29歳の田中が20勝(11KO)1敗、29歳のカフが10勝(8KO)3分け。
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ボクシングの7大世界戦興行に出場する選手たちが13日、都内のホテルで前日計量に臨んだ。13、14日に東京・有明アリーナで行われる異例の2日連続世界戦興行。14日に初防衛戦を迎えるWBO世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)王者・田中恒成(畑中)は52.1キロ、挑戦者の同級5位プメレレ・カフ(南アフリカ)は52.0キロで一発パス。戦績は29歳の田中が20勝(11KO)1敗、29歳のカフが10勝(8KO)3分け。
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自ら挑戦者ににじり寄った。他のカードは計量台を挟んでフェースオフ。しかし、田中はキャップを前後ろに被り、計量台の向こうにいるカフに近づいた。3センチの睨み合いでバチバチ。「全然意味はないです。いつも通り」と煙に巻いたが、威圧感はたっぷりだ。対する挑戦者もキャップを脱ぎ、応戦した。
7月の前戦は前日計量で挑戦者が体重超過。試合中止となり、田中は心身ともに仕上げた過程が水の泡になった。今回は問題なく「(ホッとした?)そうですね。当たり前のことなので」とプロとして強調。「前回から気持ちが落ちることはない。前回もこの試合も最終目標ではないし、ここでいかにして勝つか。明日の36分間(12ラウンド)は4団体統一の始まりだと思うので熱い試合にしたい」と気合十分だ。
前戦からは前後左右に多く動くボクシングを徹底し、スタミナとパンチ力強化に励んだ。相手のカフは「Truth(本物)」の愛称を持つサウスポー。複数の地域タイトルを獲得してきた。
11日の会見では、田中が帽子を被った挑戦者に「髪の毛が紫? 僕のおばあちゃんもよく鮮やかなパープルに染めていた。見慣れているから威嚇にはならない」と冗談を飛ばしたが、この日は“初お披露目”され、「綺麗な紫でしたね」と笑った。