過去5年で3度V、相性◎ホステス大会で古江彩佳がまたもV王手 謙虚さ変わらず「自信は分からない」
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース第2日が12日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。12位で出た古江彩佳(富士通)は6バーディー、ボギーなしの66で回って通算10アンダーとし、首位に浮上した。富士通所属のホステス大会。アマチュア時代を含めて過去5年間で3度優勝している。昨季から米ツアーで実績を上げ、今季は初の海外メジャー大会を制した大本命が王手をかけた。
富士通レディース第2日
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース第2日が12日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。12位で出た古江彩佳(富士通)は6バーディー、ボギーなしの66で回って通算10アンダーとし、首位に浮上した。富士通所属のホステス大会。アマチュア時代を含めて過去5年間で3度優勝している。昨季から米ツアーで実績を上げ、今季は初の海外メジャー大会を制した大本命が王手をかけた。
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最終18番パー4。古江は風を読み切れずに第2打をグリーンオーバーした。深いラフからのアプローチ。難局だったが、こともなげに2メートルに寄せてパーを拾った。結果はボギーなしの6バーディー。取材陣に囲まれると、淡々と振り返った。
「昨日はショットが荒れていましたが、今日はボチボチ修正できて、ティーショットも落ち着いていました。フェアウェーから打つことも多くて、バーディーチャンスにつけられることも多かったと思います。(フェアウェーを)外したのは1つだけです」
毎年、同じ東急セブンハンドレッドCで開催の今大会。古江はアマチュアで出場した2019年大会から3度優勝、2位が1度と好成績を残している。
19年 優勝(アマチュア)
20年 2位
21年 優勝(勝みなみとプレーオフ)
22年 優勝
23年 45位
プロ転向後は富士通の所属になり、21年大会で勝利した際にはうれし涙を流して「アマチュアの時は自分のことだけを考えての優勝でしたが、やはり所属先に喜んでもらうのは優勝だと思っていたので、勝てて良かったです」と話していた。
昨季から米ツアーを主戦場とし、瞬く間に同ツアーを代表するプロになった。今季は7月のエビアン選手権で悲願の海外メジャー優勝。文字通り、世界のトッププロとなって今大会に出場している。だが、優勝への自信を問われると謙虚に言った。
「自信は分からないです。明日になって回っていく中でどれだけリズムを作っていけるかだと思うので、自分のプレーが落ち着いてできればと思います」
首位で並ぶのは、黄金世代の高橋彩華と、大会2連覇を狙う櫻井心那。1打差の4位には米ツアー下部のエプソンツアーを主戦場とする馬場咲希もいる。だが、誰よりも実績のある古江は落ち着いた口調で「フェアウェーキープがしっかりできていければ、リズムよくいけると思うので」と言った。正確なショット、勝負強いパットを武器に、淡々と今大会4勝目を掴みにいく。
(THE ANSWER編集部)