ツアー初V狙う26歳、宮田成華が1打差4位 古江、櫻井ら年下の実力者とV争い「イケイケの勢い見習いたい」
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース第2日が12日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。20位で出た宮田成華(日立建機日本)が、7バーディー、1ボギーの66で回って通算9アンダーとし、首位と1打差の4位に浮上した。今季初めての優勝争い。悲願のツアー初勝利を目指す。首位には10アンダーで今季海外メジャー初制覇を飾ったホステスプロの古江彩佳(富士通)、大会2連覇を狙うツアー4勝の櫻井心那(ニトリ)、ツアー1勝の高橋彩華(東芝)が並んだ。
富士通レディース第2日
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース第2日が12日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開催された。20位で出た宮田成華(日立建機日本)が、7バーディー、1ボギーの66で回って通算9アンダーとし、首位と1打差の4位に浮上した。今季初めての優勝争い。悲願のツアー初勝利を目指す。首位には10アンダーで今季海外メジャー初制覇を飾ったホステスプロの古江彩佳(富士通)、大会2連覇を狙うツアー4勝の櫻井心那(ニトリ)、ツアー1勝の高橋彩華(東芝)が並んだ。
「黄金世代」の1学年上、1997年生まれで26歳の宮田が1打差4位に浮上した。要因はショットが復調したことだった。
「オープンウィークを使いながら、調整をしたり、コーチに見てもらって少しずつ感覚が良くなりつつあります。スイング自体は変えていないのですが、スタンスなどを見直しました」
オープンウィークとは、日本女子オープン開催週のことだ。宮田は6月24日開催の同大会予選会にエントリーしていたが、同23日が最終日の予定だったアース・モンダミンカップが雨天により1日延期に。42位につけていた宮田は予選会出場を断念し、高額賞金大会のアース・モンダミンカップを21位で終えて205万5000円を稼いでいた。
2週間前の日本女子オープンの開催週で調整した結果、今大会で初優勝のチャンスが巡ってきた。
「私は今季残り5試合しか出場できないので、できる限り優勝争いに絡んでいきたいです。明日は楽しみですが、結構バーディーを獲らないといけないと思うので、メリハリが大事かなと思います。多くチャンスを作っていきたいです」
高2で全米女子アマチュア選手権を制した19歳の馬場咲希も4位につけるなど、上位には年下の実力者がひしめきあっている。宮田は「みんなイケイケで勢いがあるので、私も見習っていきたいです」。1学年下の渋野日向子、勝みなみ、畑岡奈紗ら「黄金世代」の影に隠れてきた世代だが、応援のギャラリーも多く、「成華(なるは)」の名前通り華を感じさせる。27歳を目前に巡ってきたワンチャンス。自分を信じて勝負に出る。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)