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2時間-1kgのスパート減量「ラテン系選手なので…」 ボクシング世界戦相手に岩田翔吉が安堵

ボクシングの7大世界戦興行に出場する選手たちが12日、都内のホテルで前日計量に臨んだ。13、14日に東京・有明アリーナで行われる異例の2日連続世界戦興行。13日のWBO世界ライトフライ級(48.9キロ以下)王座決定戦に臨む同級1位・岩田翔吉(帝拳)、同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)はともに48.9キロでパスした。戦績は28歳の岩田が13勝(10KO)1敗、31歳のノリエガが14勝(3KO)。

前日計量で鋭い視線を見せる岩田翔吉【写真:徳原隆元】
前日計量で鋭い視線を見せる岩田翔吉【写真:徳原隆元】

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 ボクシングの7大世界戦興行に出場する選手たちが12日、都内のホテルで前日計量に臨んだ。13、14日に東京・有明アリーナで行われる異例の2日連続世界戦興行。13日のWBO世界ライトフライ級(48.9キロ以下)王座決定戦に臨む同級1位・岩田翔吉(帝拳)、同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)はともに48.9キロでパスした。戦績は28歳の岩田が13勝(10KO)1敗、31歳のノリエガが14勝(3KO)。

 気合いの直前減量で大舞台を成立させた。日本ボクシングコミッション(JBC)によると、ノリエガは計量2時間前の時点で残り1キロ。ラストスパートをかけ、午後0時50分頃にリミットに入った。安堵した陣営は計量台の隣りで拍手。しかし、約30分後の本計量は30グラム超過した。すぐにパンツを脱ぎ、全裸でパス。対する岩田は当然のように一発クリアしてみせた。

 相手が体重超過の恐れがあったことについて、岩田は「耳にしていました」と説明。「ラテン系の選手なのでそういう感じなのかな。無事にクリアしてくれてよかった」と安堵した。

 自身は2022年11月、WBO王者だったジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に0-3の判定でプロ初黒星。再起後は4戦連続KO勝ちで約2年ぶり2度目の世界挑戦にたどり着いた。

「負けて悔しい思いをして、全ての面でパワーアップしたところを見せられる。今は興奮しています。凄く体調もいい。めちゃくちゃ楽しみです。ビッグイベントの一発目。しっかりいいスタートを切れれば」

 日本初となる1イベント7つの世界戦。勝てば早大出身ボクサー初の世界王者になる。

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