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「結果でわからせてやる」 ボクシング世界王者・井上拓真、堤聖也の宣戦布告に“無言”でスルー

仕上がった肉体を披露する堤【写真:徳原隆元】
仕上がった肉体を披露する堤【写真:徳原隆元】

堤の視界は打倒・拓真「ベルトを気にしていないくらい井上拓真に集中している」

 堤は昨年、国内の猛者が集った「バンタム級モンスタートーナメント」で優勝。年間表彰式で努力・敢闘賞を受賞し、悲願の王座奪取に燃えている。壇上で拓真に宣戦布告したことには「言っておきたかった」と説明。「いい顔してましたね。表情が凄くいい」と王者の仕上がりを歓迎した。自らの心身の状態にも手応えがあるという。

「計量中に(拓真の)体がデカいなと感じて、もっと近くで見たかったけど、フェースオフは目を離したくなかった。ベルトも見なかった。いつもは相手のベルトも見るんですけど、ベルトを気にしていないくらい井上拓真に集中している。それをフェースオフの後に感じましたね」

 高校時代のリベンジの舞台が世界初挑戦。「今はいつもの試合と変わらないくらい落ち着いているし、拓真とやることが僕の悲願。世界タイトルへの想いも乗っているけど、今のマインドはいつもと一緒」。計量後はうなぎでリカバリーだ。

 バンタム級の4つの世界王座はWBAに井上拓真、WBCに中谷潤人、IBFに西田凌佑、WBOに武居由樹が就き、日本人が独占。1イベント7試合の世界戦は日本初となる。中谷は14日に2度目の防衛戦を予定。タレント揃いの階級で生き残りを懸けて戦う。

【13日の対戦カードと計量体重】

▽WBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦
王者・井上拓真(大橋)、53.5キロ
VS
同級2位・堤聖也(角海老宝石)、53.4キロ

▽WBC世界フライ級(50.8キロ以下)王座決定戦12回戦
同級1位・寺地拳四朗(BMB)、50.6キロ
VS
同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)、50.8キロ

▽WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、50.8キロ
VS
同級8位タナンチャイ・チャルンパック(タイ)、50.7キロ

▽WBO世界ライトフライ級(48.9キロ以下)王座決定戦12回戦
同級1位・岩田翔吉(帝拳)、48.9キロ
VS
同級2位ハイロ・ノリエガ(スペイン)、48.9キロ

(THE ANSWER編集部)


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