安田祐香にもらい泣き、8歳上の先輩が送った粋な言葉 佳境の女子ゴルフであった初優勝後の祝福
女子ゴルフの国内ツアーは、6日に閉幕したスタンレーレディスホンダで30試合が終了。残りは7試合となり、年間女王争いやシード権争いも佳境に入ってきている。今季はここまで8人のツアー初優勝者が誕生。今や、日本のトップに駆け上がった超新星のほのぼのエピソードや、苦悩からの戴冠劇などもあった中、先輩からの涙の祝福を受けた23歳が話題になった。
残り7試合となった今季国内女子ゴルフ
女子ゴルフの国内ツアーは、6日に閉幕したスタンレーレディスホンダで30試合が終了。残りは7試合となり、年間女王争いやシード権争いも佳境に入ってきている。今季はここまで8人のツアー初優勝者が誕生。今や、日本のトップに駆け上がった超新星のほのぼのエピソードや、苦悩からの戴冠劇などもあった中、先輩からの涙の祝福を受けた23歳が話題になった。
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○4月15日 初V直後にとったまさかの行動 竹田麗央が記念ボールをあげた相手にネット驚き
今季の国内女子ゴルフの主役となっている竹田麗央(ヤマエグループHD)。4月のKKT杯バンテリンレディスで初優勝を成し遂げると、そこから勝ち星を重ね、日本女子プロ、日本女子オープンとメジャー大会を連勝。今年だけで7勝を挙げている。初の海外メジャー大会となった6月の全米女子オープンでも一桁フィニッシュとなる9位に入り、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
そんな竹田の初優勝の裏にはほのぼのとしたシーンもあった。18番をパーで締めて優勝を決め、同組選手たちとハグを交わした後、スコア提出に向かう途中で最終組のスコアボードを持って歩いた男性スタッフにボールをプレゼント。微笑みながら会釈した。竹田がプレー後に使用ボールをボランティアにプレゼントするのはいつものことのようだが、初優勝の記念球まで渡してしまうとは……。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)公式X(旧ツイッター)がその場面の動画を公開すると、ファンも驚き。「初優勝のボールも難なくボランティアのおっちゃんにあげてたし ボランティアのおっちゃんよかったね」「ウィニングボール、ボランティアさんにあげちゃったし」といった声が上がっていた。
○9月22日 涙の初優勝、安田祐香に送った青木瀬令奈の粋なメッセージ「最後はうるうるが…」
9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンは悪天候に多くの選手が悩まされた。初日こそ18ホールを消化できたが、以降はプレーもままならず、最終日の9ホールと合わせた合計27ホールの短縮競技となった。その中で初優勝を飾った安田祐香(NEC)。高校時代に日本女子アマを勝った逸材がついにプロ初勝利をつかんだ。
これを自分のことのように喜んだのが、公私ともに仲が良い8歳上の青木瀬令奈。安田のウイニングパットが決まると感激の表情を浮かべて、後輩を祝福した。その後に更新した自身のインスタグラムではプライベートでの2ショット写真などとともに「ゆうかちゃん初優勝おめでとう~ 感動した~ 最後はうるうるが止まらなかったよ」などと感激をつづった。
その上で「次は私が頑張らなくては そう思わせてくれる後輩に出会えたことにも感謝です 私も今日は良いゴルフができたので来週に繋がるように頑張ります 応援ありがとうございました!!」と刺激を受けた様子だった。
○3月25日 初Vの裏にあった臼井麗香の知られざる苦悩 SNSの心無い言葉を発奮材料にした戦い
渋野日向子、畑岡奈紗、小祝さくら、原英莉花ら人気と実力を持った選手が揃う“黄金世代”の一人の臼井麗香(フリー)。2018年のプロテスト合格後、長らく結果が出なかったが、悪天候のため短縮競技となった3月のアクサレディスでついに初優勝を飾った。
ニックネームは中学2年でつけられた「れいちぇる」。自身のブランド「チェルクラッシー」を手がけるなど、おしゃれな一面で人気も高いが、SNSでは“アンチ”からの心ない言葉に悩まされたという。
それでも「見てもらえることは嬉しいこと」と発奮材料に。「女性も形から入って、ゴルフに携わる人が増えたらなというのもあります」とファッションを発信したい気持ちに変わりはないことを強調した。
(THE ANSWER編集部)