23歳細田采花、涙の会心3Aに海外脚光 米記者賛辞「出ました! ホソダの美しい3A」
フィギュアスケートの日本選手権は坂本花織(シスメックス)が152.36点で合計228.01点をマーク。逆転で初優勝を飾り、紀平梨花(関大KFSC)が155.01点、合計223.76点で2位、ショートプログラム(SP)1位の宮原知子(関大)は146.58点、合計223.34点で3位。上位4人までが220点を超えるハイレベル決戦で幕を閉じた。表彰台争いの一方で、注目を集めているのが23歳細田采花(関大)だ。2度トリプルアクセルに成功し、自己ベストを大幅に更新する185.74点で8位フィニッシュ。米記者は拍手を送っている。
2度大技に成功しスタンディングオベーションを浴びた細田に海外も脚光
フィギュアスケートの日本選手権は坂本花織(シスメックス)が152.36点で合計228.01点をマーク。逆転で初優勝を飾り、紀平梨花(関大KFSC)が155.01点、合計223.76点で2位、ショートプログラム(SP)1位の宮原知子(関大)は146.58点、合計223.34点で3位。上位4人までが220点を超えるハイレベル決戦で幕を閉じた。表彰台争いの一方で注目を集めているのが、23歳細田采花(関大)だ。2度トリプルアクセルに成功し、自己ベストを大幅に更新する185.74点で8位フィニッシュ。米記者は拍手を送っている。
細田が会場を大いに沸かせた。演技の冒頭だ。前向きに踏み切ると、鋭く回転。見事にトリプルアクセルを降り、2回転トウループのコンビネーションジャンプを成功。大歓声を浴びると、続くトリプルアクセルも美しく決め、全7本のジャンプをクリーンに着氷させた。ノーミス演技でスタンディングオベーションを浴びると、思わず涙をにじませた。
冒頭のトリプルアクセルを見事に着氷させるシーンに、米名物コラムニスト、ジャッキー・ウォン氏が自身のツイッターで言及。「出ました! アヤカ・ホソダの美しいトリプルアクセル」と脚光を浴びせると、海外ファンからは「ロシアの女子選手が4回転を決めれば、日本の女子選手はトリプルアクセル。フリーがエキサイティングになってきた」「男子の4回転成功に驚愕していた頃を思えば、毎シーズンこれほど競技レベルが進化していくのはクレージー」「ビューティフル・アクセル!」となど続々と称賛のコメントがつけられていた。
中には「彼女が引退するつもりだったことを考えたら、そうしなかったことに神に感謝。こんなに美しいトリプルアクセルを決めるのだから」という声も。細田は2016-17シーズンに現役から退く予定だったが、トリプルアクセルを習得し、リンクに立ち続ける道を選んだという。TES(技術点)71.29点は宮原(71.49点)と遜色ない好記録。紀平や宮原と同門の23歳もまた、格別な輝きを放っていた。
(THE ANSWER編集部)