今永昇太の「真の天才性」を指揮官が指摘 防御率2.91&15勝に繋がった2球種多用の“シンプル化力”
米大リーグ・カブスの今永昇太投手は今季、29試合に先発して15勝3敗、防御率2.91と好成績を残し、1年目のシーズンを終えた。クレイグ・カウンセル監督は、今永の“シンプル化力”を「真の天才だ」と絶賛している。
クレイグ・カウンセル監督が称賛
米大リーグ・カブスの今永昇太投手は今季、29試合に先発して15勝3敗、防御率2.91と好成績を残し、1年目のシーズンを終えた。クレイグ・カウンセル監督は、今永の“シンプル化力”を「真の天才だ」と絶賛している。
米イリノイ州の地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」は「ショウタ・イマナガという天才」との見出しで記事を掲載。カウンセル監督のコメントを掲載した。今永について「今季のショウタの最高で、天才的な部分は、自身を単純化したことだと思う」と指摘。このように説明した。
「自身をよりシンプルにしたんだよ。そこに真の天才性がある。物事を単純化してより良くしていく彼を見るのが一番のお気に入りだった。たくさんの新しいことや異なることを経験しなければいけない状況で、我々の多くは、物事をより複雑にしています。彼はシンプル化した。それが成功の根本にあると思う」
記事では、今永が日本では7球種を操っていたことを指摘。しかし、今季は高めのストレートと低めに落ちるスプリットを主体にしていたデータを紹介し、全体の投球割合でも、ストレートが52%、スプリットが30.6%だったと分析した。
記事では、トミー・ホットビー投手コーチも今永を「日本からメジャーリーグに来て球種を絞るのは簡単なことじゃない」「多くの選手は増やしたいものだ。でも、彼はファンタスティックな仕事をしたよ」と称賛。1年目の成功の裏にあった取り組みに脚光を浴びせていた。
(THE ANSWER編集部)