竹田麗央、米ツアー最終予選会の受験検討「受けてもいいのかなと」 メジャー2冠で5年シード獲得
女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子オープン最終日が29日に茨城・大利根CC西C(6845ヤード、パー72)で開催された。首位で出た竹田麗央(ヤマエグループHD)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算10アンダーで優勝。岩井明愛(Honda)や山下美夢有(加賀電子)を振り切って、今季7勝目を飾った。優勝会見では、来季米女子ツアー最終予選会(QS)受験を検討中だと明かした。
日本女子オープン最終日
女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子オープン最終日が29日に茨城・大利根CC西C(6845ヤード、パー72)で開催された。首位で出た竹田麗央(ヤマエグループHD)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算10アンダーで優勝。岩井明愛(Honda)や山下美夢有(加賀電子)を振り切って、今季7勝目を飾った。優勝会見では、来季米女子ツアー最終予選会(QS)受験を検討中だと明かした。
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優勝会見。21歳の竹田は来季、米女子ツアーで戦う考えがあることを口にした。
「複数年シードを獲ったので、今年(QSを)受けてもいいのかなと思うようになりました。まだ、はっきり決まったわけではないですが」
ソニー日本女子プロ選手権に勝利した時点で「3年シード」を手にしていたが、この日の勝利で同一年メジャー2冠。これによって「5年シード」となった。6月の時点では「今年は受けません」と言っていたが、その考えを変える可能性があるという。
「アメリカでやりたい思いはありますし、その意味でも今回の優勝は大きいです」
QSの最終締め切りは現地時間10月1日(日本時間同2日)。竹田は「ギリギリまで考えたいです」と言ったが、ライバルの岩井明愛、岩井千怜もQSを受験する。この日も圧倒的な飛距離、深いラフをものともしない力を見せつけ、NHK中継でラウンドリポーターを務めた服部道子に「すぐにでもアメリカで優勝できそうなパワーです」と言わしめた。締め切りまで残り3日。家族を含めて周囲が同意すれば、受験となりそうだ。
今月8日にはソニー日本女子プロ選手権でメジャー初制覇。同一年での日本タイトル連勝は1988年のツアー施行後では、2019年の畑岡奈紗に続き2人目、施行前に7度達成している樋口久子を含めても史上3人目だ。そして、2021年に稲見萌寧が記録した同一年最年少7勝(22歳45日)も、21歳180日に塗り替えた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)