[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

岩井明愛、信条を貫く「攻めて魅せて」の2位…潔く「今日は竹田麗央ちゃんが素晴らしかった」

女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子オープン最終日が29日に茨城・大利根CC西C(6845ヤード、パー72)で開催された。首位に2打差の3位で出た岩井明愛(Honda)は4バーディー、2ボギーの70で回って通算8アンダーとし、2位で終えた。最終18番パー4でボギーをたたくまでは優勝した竹田麗央(ヤマエグループHD)との差を1打に詰めていたが、あと一歩及ばなかった。それでも、双子の妹・岩井千怜(Honda)とともに岩井家が信条とする「攻めて魅せるゴルフ」に徹し、ギャラリーを沸かせ続けた。

日本女子オープンの最終日に出場した岩井明愛【写真:Getty Images】
日本女子オープンの最終日に出場した岩井明愛【写真:Getty Images】

日本女子オープン最終日

 女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子オープン最終日が29日に茨城・大利根CC西C(6845ヤード、パー72)で開催された。首位に2打差の3位で出た岩井明愛(Honda)は4バーディー、2ボギーの70で回って通算8アンダーとし、2位で終えた。最終18番パー4でボギーをたたくまでは優勝した竹田麗央(ヤマエグループHD)との差を1打に詰めていたが、あと一歩及ばなかった。それでも、双子の妹・岩井千怜(Honda)とともに岩井家が信条とする「攻めて魅せるゴルフ」に徹し、ギャラリーを沸かせ続けた。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)

 最終18番パー4。明愛は2メートルのパーパットをカップの左に外し、天を仰いだ。首位を走る竹田との差は2打に広がり、ここで万事休すとなった。

「やっぱり、ボギーにしたのは悔しかったです。でも、これは攻めた結果ですし、今日は竹田麗央ちゃんが素晴らしかったと思います」

 前半は3番パー4で3パットのボギーとするも、8番パー4でバーディーを獲り返した。後半はショットとパットがかみ合い始めて、14番パー4までに3バーディー。竹田との差は1打になり、15番パー4と17番パー4では2.5メートルのパーパットを沈める粘り強さを見せた。

「(竹田に)プレッシャーを与えたい思いもありましたが、まずは自分のやるべきことをやろうと思いました。18番はバーディーが欲しかったのですが、ティーショットがラフに行ってしまいました。でも、(グリーン奥ラフからピンまで12ヤードの)3打目も入れに行きましたし、最後のパットも強気に行きました」

 明愛は千怜とともに2021年6月、最終プロテストに一発合格。その時点で父の雄士さんからは「プロになった以上、ただ強いだけじゃダメ。お客さんを楽しませるプレーをしていこう」と言われていた。それが岩井家の信条となり、ツインズは共にプレーオフを戦う中で直ドラ(フェアウェーからのドライバーショット)を披露するなどしてきた。そして、この日も果敢にピンを攻め続けた。

「自分の調子はあまりよくなかったので、『これでよくやれたな』という思いもありますが、これからも優勝争いをしていきたいです」

 今季国内ツアーの全日程終了後には渡米し、千怜とともに来季米ツアー最終予選会に臨む。メジャーである今大会の優勝を逃し、欲しかった「3年シード」はつかめなかったが、くよくよしないのも岩井家の信条。メジャー大会のツアー最終戦・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月21~24日、宮崎CC)まで、明愛は千怜と走り続ける。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集