国内メジャー2冠の竹田麗央「いつかは海外メジャーで優勝したい」 初Vから5か月で7勝の快進撃
女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子オープン最終日が29日に茨城・大利根CC西C(6845ヤード、パー72)で開催された。首位タイで出た竹田麗央(ヤマエグループHD)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算10アンダーで優勝。岩井明愛(Honda)や山下美夢有(加賀電子)を振り切って、今季7勝目、ソニー日本女子プロ選手権に続き国内メジャー2冠に輝いた。
日本女子オープン最終日
女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子オープン最終日が29日に茨城・大利根CC西C(6845ヤード、パー72)で開催された。首位タイで出た竹田麗央(ヤマエグループHD)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算10アンダーで優勝。岩井明愛(Honda)や山下美夢有(加賀電子)を振り切って、今季7勝目、ソニー日本女子プロ選手権に続き国内メジャー2冠に輝いた。
通算8アンダーで山下と並んで首位で出た竹田。3番でバーディーを奪うと、8番でもスコアを伸ばした。しかし、9番でボギーを叩き、迎えたサンデーバックナイン。13番でこの日3つ目のバーディーをマークし、追い上げる岩井明愛らを振り切った。2位に8アンダーの岩井明愛、3位に7アンダーの山下が入った。
今季、快進撃を続ける21歳。4月のKKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝してから約5か月で早くも7勝目を挙げた。「ツアー初優勝を挙げたシーズンでの6勝」は1989年の小林浩美(現日本女子プロゴルフ協会会長)も記録していたが、7勝は初の偉業だ。また竹田は2度にわたって2週連続優勝を飾っており、「同一シーズンで2度の2週連続優勝」は2015年のイ・ボミ、19年の鈴木愛以来3人目だ。
今月8日にはソニー日本女子プロ選手権でメジャー初制覇。1988年のツアー施行後では、19年の畑岡奈紗だけがマークしている同一年での日本女子プロ、日本女子オープンの2冠を達成した。施行前に7度達成している樋口久子を含めても、日本タイトル2連勝は史上3人目。群雄割拠となった現在の国内女子ツアーでは文字通り、快挙といえる。
優勝インタビューで竹田は「最後に勝てて凄く嬉しいです」と安堵の表情。接戦の中、「ボギーを叩けず苦しい状況だった」と正直な気持ちを吐露した。年間10勝も視野に入るが「凄い数字なのであまり想像していないが、毎試合ベストを尽くしてやっていきたい」と目の前の試合に集中する。一方、将来の目標として「いつかは海外メジャーで優勝したい。そこに向けて頑張りたい」と意欲を見せた。
(THE ANSWER編集部)