ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発し、5打数2安打1四球、1盗塁で13-2の大勝に貢献した。中継映像には、客席で掲げられた愛犬・デコピンに関する珍しいボードが何度も映り込み、米国の実況席でも「戦略的に配置されています。彼らに夢中なんですね」などと注目されていた。

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　3回1死走者なし、ロッキーズの攻撃の場面だ。中継では三塁方向から撮影するカメラで、左打席に入ったブラックモンの表情が映し出されたが、その背後、客席最前列の男性ファンがあるボードを胸の前に掲げていた。大谷とデコピンだ。

　ユニホームをまとった大谷が、嬉しそうな笑みを浮かべてデコピンを抱きかかえている場面が大きくボードに写し出されている。敵地に駆け付けたドジャースファンのようだ。背後のファンの視線を塞ぐことなく観戦している。

　米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」では、解説を務めたエリック・キャロス氏がこれに気づいた。「彼（ブラックモン）の左側を見てください。彼の右肩の奥です。ショウヘイとデコイがいます。ファンが写真を持っています」と思わず指摘した。

　さらに「戦略的に配置されています。彼らに夢中なんですね」と、ちょうど中継に映る場所であったことに注目。再度この男性が抜かれると「ほら、これだ！　ヘイヘイヘーイ！」とテンションが上がっていた。