IBF世界ヘビー級タイトルマッチ

　ボクシングのIBF世界ヘビー級タイトルマッチは21日、英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、王者ダニエル・デュボア（英国）が挑戦者アンソニー・ジョシュア（英国）に衝撃の5回KO勝ち。防衛に成功した。ヘビー級ならではの豪快な幕切れに海外ボクシングファンは興奮している。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　世界王者を2度経験しているジョシュア相手にダウンを連発したデュボア。決着は5回だ。ロープを背にしながら相打ちで放った右フックが顔面をクリーンヒットした。キャンバスに倒れ込んだジョシュアは手をついて懸命に立ち上がろうとするも、全身に力が入らない様子で、体が言うことを聞かない。最後まで立ち上がることができずに10カウントを迎え、デュボアのKO勝ちが決まった。衝撃の幕切れにウェンブリー・スタジアムも熱狂に包まれた。

　米スポーツチャンネル「DAZNボクシング」公式Xが公開したKOシーンには「なんてパフォーマンスだ」「デュボアのなんてモンスターなパフォーマンス！」「アンビリーバブル！」「非現実的だ」「ダイナマイト」「ワオ、なんてファイトだ」「これは強烈だ」「残酷だ」「これは壊滅的」などの声が続々。

　一方で、前評判では優位だったジョシュアが敗れる番狂わせについては「最も過大評価されたボクサーの1人の終焉」「非常に非常に下手な戦いだった……ジョシュアはルーキーみたいに戦っていた……テクニックも何もなかった」「ジョシュアは引退すべき」「時代の終わりだ」など厳しい声もあった。