GKの頭上を越えたのに… 悲劇の“ループ弾未遂”に海外騒然「何が起こったんだ?」
海外サッカーで仰天の“ループ弾未遂”が発生した。GKの頭上を越える完璧な軌道を描いた芸術的なシュートが、ゴールライン上で急激なスピンがかかって急転回し、ゴールは不意に。なんとも珍しい悲劇の瞬間を海外メディアが動画付きで公開すると、ファンも「何が起こったんだ?」「素晴らしいゴールのはずが…」と騒然となっている。
オランダで起きた珍事、本人唖然「ボールに魔法がかかったみたい」
海外サッカーで仰天の“ループ弾未遂”が発生した。GKの頭上を越える完璧な軌道を描いた芸術的なシュートが、ゴールライン上で急激なスピンがかかって急転回し、ゴールは不意に。なんとも珍しい悲劇の瞬間を海外メディアが動画付きで公開すると、ファンも「何が起こったんだ?」「素晴らしいゴールのはずが…」と騒然となっている。
すべてが完璧だった。ゴールライン上でバウンドするまでは……。悲劇の主人公となってしまったのは、オランダリーグ1部AZのFWマッツ・セウンチェンスだ。18日(日本時間19日)のカップ戦、ズヴォレ戦だった。
1-0の前半15分、中盤から大きく空いた裏のスペースにロングフィードが送られると、味方FWが反応。エリア内に進入し、これをフォローするように勢い良く攻め上がったのがセウンチェンスだ。マイナスのボールを受けると、エリアやや右の境界線からダイレクトでシュート。前がかりになっていた相手GKの隙を突き、ふわっとしたループシュートを放った。
コース、高さも完璧の一撃に相手GKも反応できず、振り返って視線を送るだけ。追加点――。確信したセウンチェンスもそのまま客席に向かって走り出そうとした次の瞬間だった。ゴールライン付近でバウンドしたボールはネットではなく、急転回して“逆戻り”。インサイドに当てたボールに急激な回転がかかっており、そのまま左サイドに抜けていってしまったのだ。
信じられないプレーに会場は騒然。本人は呆然としたが、実況はまさかの珍事に笑い出した。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」オランダ版は「マッツ・セウンチェンスは自分の目を信じることができない…」とつづって公式インスタグラムに動画付きで公開。目の当たりにしたファンもコメント欄でド肝を抜かれた様子だった。