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奥原希望、3年ぶり優勝ならず 宿敵に敗れるも手応え「良い感覚で終えられた」

長い手足を生かした攻撃力に加え、守備力まで増してきた相手を切り崩すことはできなかった。バドミントンの国際大会「BWFワールドツアーファイナルズ」(中国、広州)は16日に最終日を迎え、女子シングルスの決勝戦に臨んだ奥原希望(日本ユニシス)は、0-2(19-21、17-21)でプサルラ・V・シンドゥ(インド)に敗れ、準優勝となった。勝ったシンドゥは、初優勝。リオデジャネイロ五輪、昨年と今年の世界選手権の3大会で銀メダルだったため、シルバーコレクターと呼ばれたが、ついにタイトルを勝ち取った。

奥原希望【写真:Getty Images】
奥原希望【写真:Getty Images】

世界選手権でも敗れた宿敵に雪辱ならず

 長い手足を生かした攻撃力に加え、守備力まで増してきた相手を切り崩すことはできなかった。バドミントンの国際大会「BWFワールドツアーファイナルズ」(中国、広州)は16日に最終日を迎え、女子シングルスの決勝戦に臨んだ奥原希望(日本ユニシス)は、0-2(19-21、17-21)でプサルラ・V・シンドゥ(インド)に敗れ、準優勝となった。勝ったシンドゥは、初優勝。リオデジャネイロ五輪、昨年と今年の世界選手権の3大会で銀メダルだったため、シルバーコレクターと呼ばれたが、ついにタイトルを勝ち取った。

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 3年ぶり2度目の優勝を狙った奥原だが、進化したシンドゥを攻略しきれなかった。立ち上がりから、相手をコート奥へ押し返すクリアショットが入らず、相手より先に失点する展開になった。それでも持ち前の粘り強さを発揮したが、シンドゥも長いラリーに付き合った。体力面では奥原に分があったが、ネット前に落とすショットに対し、シンドゥはリーチの長さを生かして素早く前に入り込んで対応し、決まったと思われた球も腕を伸ばして返球。奥原は、互角の戦いから自分のペースに持って来ることができなかった。

 8月に世界選手権の準々決勝で対戦した際は「誘いに乗って来なかった」と話したように、相手の攻撃を待つ戦術が通用しなかったが、今回も相手はなかなか攻撃を仕掛けて来なかった。リーチの長さを守備に生かすシンドゥを揺さぶるには高精度のショットが必要になるが、ギリギリのコースを狙う奥原にミスが出た。奥原は「相手がラリーをして来たので、もっとスピードを落としてラリーに付き合おうと思ったけど、もう1球、2球というところで、相手の長身にやられてしまった。自分のショットの精度も悪かった」と敗因を語った。

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