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紀平梨花が「フィギュア界を新時代に」 米コラムニスト断言「リカが3Aを復権させた」

フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで初出場初優勝を飾った紀平梨花(関大KFSC)。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)との16歳対決を制した紀平のトレードマークといえば、トリプルアクセルだ。元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)もこの大技を武器にしているが、米国の名物コラムニストは「女子フィギュア界は完全なる新時代」と“リカ時代の到来”と断言している。

紀平梨花【写真:Getty Images】
紀平梨花【写真:Getty Images】

3Aを楽々跳ぶ紀平の存在が、女子フィギュアを新時代に導くと米記者が指摘

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで初出場初優勝を飾った紀平梨花(関大KFSC)。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)との16歳対決を制した紀平のトレードマークといえば、トリプルアクセルだ。元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)もこの大技を武器にしているが、米国の名物コラムニストは「女子フィギュア界は完全なる新時代」と“リカ時代の到来”と断言している。

 平昌五輪ではザギトワとエフゲニア・メドベージェワというロシア勢による頂上決戦が大会のクライマックスとなった女子フィギュア界。ザギトワの五輪での戴冠から一年足らずで、新たな展開を迎えている。

 米フィギュア専門メディア「IceTalk Podcast」で、米スケート界の名物コラムニスト、ジャッキー・ウォン記者とコメンテーターのニック・マクカーベル氏が対談。バンクーバーでのGPファイナルをテーマにしたトークでは、浅田真央らこれまでに9人しか成功させていないトリプルアクセルが新時代到来の鍵となったという。

 ウォン氏は「今大会は女子フィギュアスケートの重要なターニングポイントになるのではないのでしょうか。なぜなら、今1人だけではなく、2人がどんな時にでもトリプルアクセルを決めてしまうのです。2011年にパトリック・チャンに起こったことを思い出してください。彼は五輪終了後のシーズンに4回転トウループを習得し、誰もが彼に蹴散らされてしまったのです。今、そして、リカ・キヒラはトリプルアクセルを復権させたのです」と語っている。

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