井上尚弥戦を「振り返るのに1週間必要だった」 敗戦ドヘニーが長文で回顧「後で見返したら…」
3日に東京・有明アリーナで行われたボクシングの世界スーパーバンタム級4団体王座戦で、統一王者・井上尚弥(大橋)に7回TKO負けした元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)が、試合後初めて自身のSNSを更新。「エリートレベルのパフォーマンスで勝利したことを祝福する」「早く終わってしまって残念」などと長文をつづった。
井上尚弥に自身初のTKO負け後、初のSNS更新
3日に東京・有明アリーナで行われたボクシングの世界スーパーバンタム級4団体王座戦で、統一王者・井上尚弥(大橋)に7回TKO負けした元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)が、試合後初めて自身のSNSを更新。「エリートレベルのパフォーマンスで勝利したことを祝福する」「早く終わってしまって残念」などと長文をつづった。
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絶対王者に果敢に挑んだドヘニー。消極的ともとれるスタイルでチャンスをうかがったが、6回に上下の打ち分けで崩され、ボディーを被弾。7回にコーナーで連打を浴びせられると、腰付近を押さえながらノロノロと歩き、ゆっくりと膝をついてダウン。自身初のTKO負けを喫した。
ドヘニーは自身のインスタグラムを更新。「この戦いを振り返るのに、1週間という時間が必要だった」とつづった上で「まずナオヤ・イノウエに、さらなるエリートレベルのパフォーマンスを見せ、勝利したことを祝福する。俺のキャリアの中で間違いなく最大の瞬間にチャンスをくれてありがとう」と拳を交えてくれた井上に最大級の謝意を示した。
試合については「本当にそこで戦うことを楽しんでいたのに、早く終わってしまったのは残念だ。誰もチャンスを与えてくれなかった時に、世代を超えた才能を相手に本当に輝かしい瞬間を過ごした。あんな形で戦いから去るのはがっかりだ。あれは俺の性分じゃない(俺のキャリアがそれを証明している)」と7回で試合終了となったことや自身初のTKO負けとなったことを悔やんだ。
その原因を作ったのは井上の圧倒的な強さ。「右足に力が入らなかったんだ。この怪我は第6ラウンドの終わりの、チャンピオンの強烈なボディショットが原因だった。それでも、第7ラウンドはもう一度挑戦しようとしたが、体がノーと言っていたんだ。後で見返したら、ラウンドが始まった時、2回手を離そうとしたんだが、それができず、手を上げて中止せざるを得なかった」と強打を浴びて肉体が“破壊”された様子をつづった。
その後は、関係者やスポンサーへの感謝の言葉を並べたドヘニー。海外ファンからは「本当によくやった。君は必ず戻ってくる。だって君は真の戦士だから」「多大な努力だ。君の戦いを見られて光栄だよ」「感動的だ」「ほんっとうに誇りに思う」「また戦いを見られるのを楽しみにしている」といった声が寄せられている。
(THE ANSWER編集部)