ザギトワ、紀平との「6.59点」を埋めるには? 露の名伯楽「音楽性を見せること」
ザギトワに必要不可欠なのは「音楽性を見せること」だと指摘
体型の変化や、新たなライバルの出現が心理的なプレッシャーをもたらしたと言及。続けて同氏は、「アリーナは連続ジャンプをより安定性をもって跳ぶこととフリーで全般的に音楽性を見せることが必要不可欠だ。なぜならGPファイナルで彼女はエレメンツ(技)で、する必要があることを演じていたが、『カルメン』を踊っていなかった」とも付け加え、フリーのパワフルな新プログラム「カルメン」をまだ演じ切れていないと指摘している。
さらに、記事では「クドリャフツェフ氏は、ザギトワは“とても重々しく滑っていた”と強調した」と紹介。スケーティングにおいてはこう紀平と比較している。
「キヒラを背景にザギトワはより弱く見えた。例えば、(普段)アリーナを見るとうまく滑っているように見える、とてもよく滑っているように見える。しかし、彼女がキヒラを背景に大会に出場すると、私たちは滑り、軽快さ、綺麗さ、スピードにおいて比較する。これ(紀平の優勢)は明らかに見られた」
フリーの前にケーブルに躓き負傷したという報道もあったが、昨シーズンのような圧倒的な姿が影を潜めているザギトワ。次世代を担うアレクサンドラ・トルソワ、アリョーナ・コストルナヤらジュニアも出場するロシア選手権(20日開幕)で再び戴冠を果たせるのか。現地メディアは注意深く見守っている。
(THE ANSWER編集部)