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タカマツ、“予想外”の全勝突破 中国メディアも関心「なぜ日本は強くなったのか」

4年ぶりのファイナルズ制覇は、手の届くところにある。バドミントンの国際大会「BWFワールドツアーファイナルズ」(中国、広州)は14日に第3日を行い、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は2-1(19-21、21-19、21-14)の逆転で昨年の世界女王であるチェン・チンチェン、ジア・イーファン組(中国)を破ってグループリーグ全勝を飾って、A組1位で準決勝に進出した。大会は、種目ごとに今季の世界選手権優勝者と年間のツアー成績上位者の8組が出場。4組ずつ2グループに分かれて総当たり1回戦を行い、各グループ上位2位が準決勝に進む。高橋、松友は前日に2連勝でグループ突破を決めていたが、きっちりと全勝。五輪や世界選手権の優勝候補に名が挙がるペア4組が入った激戦グループだっただけに、高橋は「3連勝で1位通過できるとは、思っていなかった」と素直な感想を語った。

女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組【写真:平野貴也】
女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組【写真:平野貴也】

前年世界女王の地元ペア撃破「3連勝で1位通過できるとは」

 4年ぶりのファイナルズ制覇は、手の届くところにある。バドミントンの国際大会「BWFワールドツアーファイナルズ」(中国、広州)は14日に第3日を行い、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)は2-1(19-21、21-19、21-14)の逆転で昨年の世界女王であるチェン・チンチェン、ジア・イーファン組(中国)を破ってグループリーグ全勝を飾って、A組1位で準決勝に進出した。大会は、種目ごとに今季の世界選手権優勝者と年間のツアー成績上位者の8組が出場。4組ずつ2グループに分かれて総当たり1回戦を行い、各グループ上位2位が準決勝に進む。高橋、松友は前日に2連勝でグループ突破を決めていたが、きっちりと全勝。五輪や世界選手権の優勝候補に名が挙がるペア4組が入った激戦グループだっただけに、高橋は「3連勝で1位通過できるとは、思っていなかった」と素直な感想を語った。


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 初日は、今季の世界選手権で銅メダルを獲得したグレイシア・ポリー、アプリヤニ・ラハユ組(インドネシア)にストレートで勝利。2日目は、9月のダイハツヨネックスジャパンオープンで敗れたドゥ・ユエ、リ・インフイ組(中国)にストレートで勝って雪辱を果たした。3日目は、第1ゲームを奪われるなど苦しんだが、次第に相手を攻略してアジア大会の決勝で敗れた雪辱を果たした。

 第1ゲームは、途中からフットワークのスピードを上げた相手の前衛に捕まり、終盤に逆転された。第2ゲームは、ゲームポイントを握った後で1点差まで追い上げられたが、辛くも逃げ切った。貫禄を見せたのは、ファイナルゲームだった。第1ゲームで苦しめられた相手の前衛をかわそうとした球を、第2ゲームでは後衛に打たれていたが、ファイナルゲームでは、後衛が連続で打ち切れない返球をするようになり、ペースを掌握。高橋は「低い球の展開で、レシーブ場面で相手にプレッシャーをかけられて、レシーブが甘かったり、(山なりの軌道の)ロブの高さがうまくいかなかったりした。ファイナルゲームは、1,2ゲーム目の反省を生かして、うまく後ろを使えた」と手ごたえを話した。

 高橋、松友は、2016年リオデジャネイロ五輪の女王。中国のファンには好敵手として知られている。中国が誇る自慢の2ペアを破り、中国メディアも「なぜ、日本はこんなに強くなったのか」、「2人は(五輪の時よりも強くなり)ピークを迎えているのではないか」など強い関心を示していた。

 明らかに強豪選手が偏ったグループを1位で通過し、4年ぶりの優勝が見えて来た。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)


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