「キャリアで一番の試合」 陣営も称賛、悲願のSライト級世界王者へ平岡アンディ「また準備を」
ボクシングのWBA世界スーパーライト級6位・平岡アンディ(大橋)が4日、指名挑戦権獲得から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでWBA暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)に9回2分58秒TKO勝ち。海外に猛者が多く、世界挑戦が難しい階級ながら正規王者ホセ・バレンズエラ(米国)への挑戦権を掴み取った。次戦は敵地に乗り込む可能性もある。
一夜明けて会見
ボクシングのWBA世界スーパーライト級6位・平岡アンディ(大橋)が4日、指名挑戦権獲得から一夜明け、神奈川・横浜市内の所属ジムで会見した。前夜は東京・有明アリーナでWBA暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)に9回2分58秒TKO勝ち。海外に猛者が多く、世界挑戦が難しい階級ながら正規王者ホセ・バレンズエラ(米国)への挑戦権を掴み取った。次戦は敵地に乗り込む可能性もある。
平岡は「1、2時間寝て、試合を振り返っていろんな方に連絡をして過ごしていた」と少し疲れた表情で試合後の過ごし方を説明。映像を見返し「思ったよりよかったですね。いつもは映像を見たらダメだなって思うけどよかった。ドンピシャのカウンターとか練習してきたものが出た」と3度ダウンを奪った勝利に手応えを口にした。
元日本&WBOアジアパシフィック同級王者の平岡は昨年12月以来の試合。2013年12月のプロデビューから24連勝で10戦連続KOを飾った。小学生時代には気弱なボクシング少年としてTBS系「さんまのスーパーからくりTV」に何度も出演。ガーナ系米国人で父のジャスティス・コジョ・トレーナーと親子二人三脚でここまで来た。
WBA暫定王座は日本ボクシングコミッション(JBC)非公認のため、平岡が勝っても暫定王者にはならず指名挑戦権を得るだけとなり、暫定王者が不在になった。陣営の大橋秀行会長は「一発のある相手に見事にアウトボクシングをした。キャリアで一番の試合」と称賛し、来春頃を目途に王者陣営と交渉していく構え。「米国に行く可能性もある」と明かした。
平岡は「大事にしているのはハードワーク。また準備したい。減量もあったので、1週間ちょっと休んで再開する」と前を向いた。
(THE ANSWER編集部)