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挑戦者ドヘニーが前代未聞の敗戦! 腰を痛めてよろよろ初KO→自力で歩けず退場、計量から1日で11kg大幅増量も…

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦で勝利。世界戦通算23勝の現役世界最多タイ記録、世界戦9連続KO勝ちの日本記録を達成した一方、前日計量から11キロ増量したドヘニーは番狂わせならず。通算成績は26勝(20KO)5敗。

世界スーパーバンタム級4団体防衛戦、井上尚弥(左)に敗れたTJ・ドヘニー【写真:中戸川知世】
世界スーパーバンタム級4団体防衛戦、井上尚弥(左)に敗れたTJ・ドヘニー【写真:中戸川知世】

世界スーパーバンタム級4団体防衛戦

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦で勝利。世界戦通算23勝の現役世界最多タイ記録、世界戦9連続KO勝ちの日本記録を達成した一方、前日計量から11キロ増量したドヘニーは番狂わせならず。通算成績は26勝(20KO)5敗。

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 まさかの形でドヘニーが敗れた。井上の猛攻に耐えながら迎えた7回開始直後、コーナーで連打を浴びた。すると、腰付近を押さえながらよろよろと歩き、ゆっくりと膝をついてダウン。TKOが決まった。会場は「えー!」と騒然。リングサイドに座り込んだドヘニーは自力で歩けず、陣営に両肩を借りて下がっていった。

 オーストラリア在住のドヘニーは、アイルランド国籍を持つ37歳のサウスポー。18年8月にIBF王者・岩佐亮佑に判定勝ちし、19年4月の2団体王座統一戦で陥落した。今年5月の井上―ネリ戦で不測の事態に備えたリザーブとして待機したが、出番はなく別の選手に勝利。これまで対日本人は3戦3勝の日本人キラーとされ、過去4敗のうちKO負けはなかった。

 この日は前日計量から11キロ重い66.1キロでリングイン。前日55.3キロだった井上は62.7キロで、挑戦者と3.4キロ差だったが、まさかの形で初のTKO負けを喫した。

(THE ANSWER編集部)


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