リフト落下失神の米ペア女子選手にウィアー氏が回復の祈り「早く良くなりますように」
フィギュアスケートのチャレンジャーシリーズ、ゴールデンスピン(ザグレブ)でペアの演技中、リフトで失敗して頭から落下し、失神したアシュリー・ケイン(米国)。痛ましいシーンに多くのファンも胸を痛めていたが、母国の名手ジョニー・ウィアー氏も「早く良くなりますように」と回復の祈りを捧げている。
先週末、大会で負傷の母国後輩ケインの復活願う
フィギュアスケートのチャレンジャーシリーズ、ゴールデンスピン(ザグレブ)でペアの演技中、リフトで失敗して頭から落下し、失神したアシュリー・ケイン(米国)。痛ましいシーンに多くのファンも胸を痛めていたが、母国の名手ジョニー・ウィアー氏も「早く良くなりますように」と回復の祈りを捧げている。
ウィアー氏は10日にツイッターを更新した。「米国代表ペアのアシュリー・ケインとティモシー・ルデュクが早く良くなりますように」と切り出し、「彼女はこの週末ザグレブでひどい落下により負傷しましたが自宅で療養しています」と自身のファンに説明。「デトロイトで来月行われる全米選手権に向けての健闘を祈っています」と回復と復活を願った。
ケインはフリーの演技中、男子選手のルデュクがリフトから下ろす際に手を滑らせ、頭から氷に落下。仰向けに倒れて目を閉じたまま動かず気を失い、2、3秒してようやく反応を示し、立ち上がった。演技を再開して最後まで演じ切り、強打した後頭部を押さえながらリンクを降りた。
演技後、椅子に座ったまま首をコルセットで固定され、関係者から氷で患部を冷やされる姿が痛々しい姿を、海外メディアが画像付きで公開し、カナダ公共放送「CBC」も「ペアのフィギュアで頭上からの恐ろしい落下に見舞われる」と特集。多くのフィギュアファンも心を痛めていた。
ケインは一夜明けた翌日に「日の終わりには回復しました。全米選手権まで静養して準備する時間はあります」などとつづり、復帰へ向けてアピールしていた。米国を代表する名手として知られるウィアー氏は種目は違っても、母国の後輩たちの体と心を気遣い、回復の祈りを捧げた。
(THE ANSWER編集部)