「温めて温めて尚弥さんに繋ぐ」 日本人には高い壁…中量級で世界を狙う平岡&佐々木が大一番へ
佐々木尽「尚弥選手と同じ舞台で嬉しい」、挑戦者バラ「世界のスーパースターと…光栄」
東洋太平洋ウェルター級王者・佐々木尽(八王子中屋)は同級8位カミル・バラ(オーストラリア)と対戦。多くの世界王者を輩出した日本だが、同級ではいまだ誕生していない。佐々木は会見で「日本人史上初のウェルター級世界王者になる男、佐々木尽です」と、もはや決まり文句となった一言で挨拶。大舞台に立つ喜びを口にした。
「今のところ順調。日本のスーパースターである井上尚弥選手が出場するこの舞台に出られるのが嬉しい。より多くの人が見ているので、アピールするチャンスだと思う。自分の良いところを存分に出してお客さんにアピールしたい。
今までで一番気が引き締まっています。でも、(挑戦者と)対面して負ける気がしない。勝つイメージがバッチリついているので、当日はそれを見せるだけ。当日は音楽が流れるままに踊って、自分のリズムで有明アリーナを楽しんで、皆さんに熱を与えたい」
35歳のバラは豪州から来日。「コンディションはとてもいいです。これまでにないほど仕上がっている。年齢に関係なく、スピードとパワーがついている」と胸を張った。佐々木については「凄く敬意をもありナイスガイ。試合が楽しみ」としたが、当然負けるつもりはない。
「とても光栄だし、日本国内で彼の土俵だが、自分たちもありがたい気持ちをもって戦いたい。日本の皆さん、自分たちの試合を見て盛り上がってください。見ていて楽しい試合をしたい。世界のスーパースター、ナオヤ・イノウエと同じリングに立てて光栄。番狂わせに期待してほしい」
セミファイナルではWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が同級1位・比嘉大吾(志成)と初防衛戦を行う。
(THE ANSWER編集部)