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「3パットで萎えたけど…謙虚に頑張りたい」 女子ゴルフ桑木志帆が逃げ切り2勝目に喜び

女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは25日、北海道・桂GC(6651ヤード、パー72)で最終日が行われ、首位で出た21歳の桑木志帆(大和ハウス工業)が2か月ぶりのツアー通算2勝目を挙げた。4バーディー、2ボギーの70で回って通算12アンダー。3打差に9人がひしめく大混戦を制した。

ニトリレディスでツアー通算2勝目を挙げた桑木志帆【写真:Getty Images】
ニトリレディスでツアー通算2勝目を挙げた桑木志帆【写真:Getty Images】

ニトリレディス

 女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは25日、北海道・桂GC(6651ヤード、パー72)で最終日が行われ、首位で出た21歳の桑木志帆(大和ハウス工業)が2か月ぶりのツアー通算2勝目を挙げた。4バーディー、2ボギーの70で回って通算12アンダー。3打差に9人がひしめく大混戦を制した。

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 桑木が粘りのゴルフを展開した。脇元華と並び、2位に1打差の首位で出た最終日。4、6番でバーディーを奪うと、後半10番でも1つ伸ばして抜け出した。しかし、13番のボギーで2位に1打差。16番はショートパットを外すボギーで3人と並ぶ混戦。17番パー4の第2打で1メートルにつけ、バーディーを奪ってみせた。

 1打差で迎えた最終18番の第2打は左ラフとの境目付近からパーオンさせた。下りのバーディーパットは右奥1メートルに。ウィニングパットを決めると、満面の笑みで両拳を掲げた。堂々と逃げ切り、優勝インタビューでは「本当に緊張しました。今週はショットの調子がよく、最後までショット力を信用できたのがよかった」と回顧。こう振り返った。

「(16番で)3パットをして凄く萎えたけど、獲り返そうという気持ちになった。獲り返そうと思って復活したので悪くはないです。ミスショットの後はドライバーショットに力が入る。(18番は)セカンドもパットも凄く良い感じで打てた。まだあまり実感はないけど、凄く緊張感のあるラウンドだった。今は安心とホッとした気持ちでいっぱいです。緊張する場面でも自分を信じてプレーできてよかった」

 支えてくれる父については「(優勝後に)会話はしていないです」と苦笑い。「祝勝会をするかわからないけど、一緒にご飯を食べると思うので『やったよ』と伝えたい」とした。

 桑木は2021年6月のプロテストに合格。昨年は2位に2度入り、今季も6月途中までトップ10入り7度をマークした。6月最終週の資生堂レディスで悲願の初優勝に涙。以降は24位、35位、12位、予選落ちと苦しみつつ、前週は9位に入り、復調を印象付けていた。

「2勝目が凄く難しいと言われていたのでその壁はあると思うけど、意外と淡々といい感じに来られてよかったです。飛距離も伸びたし、マネジメントでも少し成長していると思う。メジャー大会があと3試合。そこで結果を残せるようにまたギアを上げて頑張りたい」

 北海道のファンには「最後まで温かい応援ありがとうございました。北海道の洋芝に苦しめられた1週間でした」と話し、笑いを誘う場面も。「初優勝から2勝目までトントンと来られたので、また3勝目、4勝目を目指して謙虚な気持ちで頑張りたいので応援よろしくお願いします」と意気込み、大きな拍手を浴びた。

(THE ANSWER編集部)


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