「敬意を持ってぶっ飛ばす」 比嘉大吾を視察した王者陣営・八重樫トレーナー「弱点は掴んだ」
八重樫トレーナー「今回はどちらかが倒れる試合。武居が倒す」
これを踏まえ、八重樫氏は「そこを突くものですが、それをやってくるのも想定内でしょう。でも、違う癖もある」と応戦。比嘉、武居、自身も野木トレーナーの階段トレーニングに参加したことがあり、旧知の仲だ。「長い付き合いなので全部わかっている。比嘉大吾の一番の怖さは乗っている時。武居も言っていますが、敬意を持ってぶっ飛ばしたい」と強い言葉を使い、続けた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「今回はどちらかが倒れる試合。武居が倒す。弱点は掴みました」
比嘉は18年4月に世界戦で日本人初の体重超過を犯し、2度防衛したWBC世界フライ級王座を剥奪。資格停止処分を経て1敗したが、再起後4連勝で6年5か月ぶりに世界戦にたどり着いた。
この日の会見は、目の前にいる八重樫トレーナーへのメッセージを求められ「計量オーバーの後、いろいろご飯に連れて行ってくださってありがとうございました」と頭を下げた。同トレーナーも「試合が終わったらまた行こう」と笑顔。練習後に握手を交わし、別れた。
試合はセミファイナル。メインイベントでは、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、元IBF王者TJ・ドヘニー(アイルランド)と4団体防衛戦を行う。バンタム級は武居のほか、WBAに井上拓真、WBCに中谷潤人、IBFに西田凌佑が就き、全4つの王座を日本人が独占。元日本王者・堤聖也や那須川天心も同級で世界王座を見据える激戦階級。まずは武居と比嘉が生き残りを懸けて激突する。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)