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ボクサー比嘉大吾「まず体重を意識」 6年半ぶり世界戦まで残り5kg、VS武居由樹へ鬼気迫る練習公開

公開練習前、会見に臨んだ比嘉大吾(左)と野木丈司トレーナー【写真:浜田洋平】
公開練習前、会見に臨んだ比嘉大吾(左)と野木丈司トレーナー【写真:浜田洋平】

野木トレーナー、視察に来た武居陣営・八重樫トレーナーに心理戦

 比嘉と武居、武居を指導する元世界3階級制覇王者・八重樫東トレーナーは選手たちに恐れられる野木トレーナーの階段トレーニングをともに乗り越えた過去があり、親交が深い。野木トレーナーは「王者も八重樫トレーナーとも仲間意識が強い。大好きな人たち。でも、勝負に徹するし、リングで雑念があると勝てない」と言及。視察に訪れた八重樫トレーナーを横目に不敵に笑った。

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「すでに心理的な駆け引きがある。大吾は入り際に癖があるんですよ。頭を下げる。それを踏まえた上でどう入るか練習しています。相手は『比嘉はこう入るからアッパーを狙え!』とやっているでしょうね」

 八重樫トレーナーも笑うしかなかったが、すでに情報戦は始まっていた。

 バンタム級は武居のほか、WBAに井上拓真、WBCに中谷潤人、IBFに西田凌佑が就き、全4つの王座を日本人が独占。元日本王者・堤聖也や那須川天心も同級で世界王座を見据え、熾烈なサバイバルが続く。

 比嘉は「獲ればバンタム級は熱い。まずは獲ることを考えたい。激しい、熱い試合になる」と気合い。野木トレーナーも「復帰後の全ての試合と比べると、今は格段に上がっています。復帰後初めて気持ちが体についてきている。ここまでの試合に今の大吾の参考になるものはありません」と胸を張った。

 試合はセミファイナル。メインイベントでは、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、元IBF王者TJ・ドヘニー(アイルランド)と4団体防衛戦を行う。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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