フクヒロ、世界選手権決勝の雪辱で2連覇王手「チャレンジャーの気持ちで行こうと」
世界ランク1位の実力を示す、雪辱戦だった。全日本総合バドミントン選手権は1日、駒沢体育館で各種目の準決勝を行い、女子ダブルス世界ランク1位の福島由紀、廣田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)は、2-1(21-18、17-21、21-13)で松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)を破って、決勝進出を決めた。
世界選手権決勝から2連敗の松本、永原組を撃破、2連覇へあと1勝
世界ランク1位の実力を示す、雪辱戦だった。全日本総合バドミントン選手権は1日、駒沢体育館で各種目の準決勝を行い、女子ダブルス世界ランク1位の福島由紀、廣田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)は、2-1(21-18、17-21、21-13)で松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)を破って、決勝進出を決めた。
両ペアは、夏の世界選手権の決勝で対戦し、松本、永原組が勝って初優勝。9月の中国オープンの準々決勝でも松本、永原が勝っていた。頂上決戦を含む2連敗の雪辱を果たした廣田は「世界選手権から負け越していた相手なので、今日はチャレンジャーの気持ちで行こうと思って試合に入った。第2ゲームは自分が崩れてしまった場面があったので、ファイナルゲームは、思い切ってやろうと切り替えたのが勝ちにつながったと思う」と勝利を喜んだ。
敗れた松本、永原は、ともに長身ペアで攻撃が得意。しかし、第1ゲームは風下にあたるコートで、球が飛ばなかった。永原は「打っても、なかなか決まらない状況。逆に相手の攻撃パターンでやられた」と苦い表情を浮かべた。勝った福島、廣田は、両者が攻守を入れ替わっても力を落とさないペアで、抜群の安定感を誇る。相手の攻撃をしのぎながら、ラリーで攻守交代に持ち込んだ。攻め切れない松本、永原に対し、第1ゲームの終盤にペースをつかみ、15-16から5連続得点でゲームを制し、先行に成功した。