また新ヒロイン候補出現 サクタカがA代表ペア撃破で初4強「イメージはできていた」
櫻本は大会2週前からラリーをする夢見たと告白「イメージはできていた」
一方、挑戦者の立場が明らかな櫻本、高畑は、苦しい展開になっても攻め手を止めなかった。第2ゲームは、17-20でゲームポイントを握られたが、相手の間に強打を打ち込むなど下がらずに抗戦。20-20で追いつくと、相手にプレッシャーがかかる中、櫻本がラリーの中から前でシャトルをつかまえる展開に持ち込んで連続ポイントを奪った。勝った瞬間、ガッツポーズがシンクロした。目指しているA代表入りを果たすためには、越えなければいけない試合。櫻本は、大会2週間前から米元、田中組とラリーをする夢を何度も見たと話し「朝、ドキドキしながら起きていた。夢では勝敗は決まっていないけど、イメージはできていた。A代表に食い込んでいくには、当たると分かっていて、意識していたからだと思う」と、この一戦を長く意識していたことを明かした。
勝った櫻本、高畑組は、12月1日の準決勝で2016年リオデジャネイロ五輪金メダリストの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)と対戦する。高畑は「内容もしっかりして勝てた。この結果をまた明日につなげたい」とさらなる躍進に意欲を示した。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)