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「タカマツ」対「フジカキ」― 五輪の金銀ペア対決があす5年ぶりに実現

ファン垂涎のカードが実現した。平成30年度全日本総合バドミントン選手権大会は28日に駒沢体育館で各種目の1回戦を行い、女子ダブルスでは、2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が順当勝ちを収めた。また、2012年のロンドン五輪で銀メダルを獲得した藤井瑞希、垣岩令佳組(再春館製薬所)も、シングルスで活躍する山口茜(再春館製薬所)が、綿矢汐里(福井県立奥越特別支援学校職員)と組んだペアに勝利。高橋、松友組と藤井、垣岩組は、翌29日の2回戦で対戦する。

29日に「タカマツ」ペアと対戦する藤井、垣岩組【写真:平野貴也】
29日に「タカマツ」ペアと対戦する藤井、垣岩組【写真:平野貴也】

タカマツ、フジカキ両ペアが1回戦を突破し2回戦での対戦が実現

 ファン垂涎のカードが実現した。平成30年度全日本総合バドミントン選手権大会は28日に駒沢体育館で各種目の1回戦を行い、女子ダブルスでは、2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が順当勝ちを収めた。また、2012年のロンドン五輪で銀メダルを獲得した藤井瑞希、垣岩令佳組(再春館製薬所)も、シングルスで活躍する山口茜(再春館製薬所)が、綿矢汐里(福井県立奥越特別支援学校職員)と組んだペアに勝利。高橋、松友組と藤井、垣岩組は、翌29日の2回戦で対戦する。


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 高橋、松友の「タカマツ」は、言わずと知れた日本のトップペア。リオ五輪後、力を出し切れずに苦しむ大会もあるが、最新の世界ランクも2位と最高レベルを維持している。一方の藤井、垣岩の「フジカキ」は、ロンドン五輪後にペアを解消したが、藤井の故郷である熊本の地震をきっかけに、昨年2月に再結成して活動。ただし、今季限りの現役引退を発表している。両ペアの対戦は、2013年12月の日本リーグ「日本ユニシス対ルネサス」の第1ダブルスが最後で、藤井、垣岩が2-0(21-19、22-20)で勝っている。

 藤井は、同じチームの後輩である山口に勝ち「茜ちゃんは、シングルスのプレーヤーなので、イケる!と思って臨んだ。でも、茜ちゃんと試合ができて嬉しかった」と試合を振り返った。今大会は、予選からの出場。垣岩は、連戦でヒザの動きが少し重かったと明かしたが「ドロー(組み合わせ)を見たときに、茜ちゃんたちに勝って、高橋、松友と戦いたいと思っていた。実現して嬉しい。最後に対戦してから5年後に、また試合ができる」とメダリスト対決の実現を喜んだ。一度は一線を退いていたため、相手が圧倒的優位。それでも、大きく成長した後輩との対決に、藤井は「せっかくやるなら、トップペアと戦ってバドミントン人生を終えたい。今の世界のトップのプレーを楽しみたい」と笑顔を見せた。

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