メドベージェワ、不振の演技を母国実況席はどう伝えた? 「耐えて、ジェーニャ!」
タラソワ氏は最後まで擁護「私たちはすべて覚えているし、知っている」
さらに実況は途中でタラソワ氏が名前を挙げたマリア・ブチルスカヤ(99年ヘルシンキ世界選手権優勝)、イリーナ・スルツカヤ(ソルトレークシティ五輪銀メダル、トリノ五輪銅メダル)、エリザベータ・トゥクタミシェワ(15年世界選手権優勝後、長いスランプを経て今季復活)を紹介し、「彼女たちは良い例で皆、自分の歴史があったはずです。勝利の歴史、敗北の歴史が」と長いキャリアで栄光と挫折を味わった同じロシアの女子選手にフォーカスし、メドベージェワの挽回に期待した。
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それを受け、タラソワ氏は「今日の夜も容易でないと思うし、昨日の夜も容易でなかったと思います。私たちが眠れなかったのであれば、彼ら(メドベージェワとオーサー氏)も眠れなかったと思う」と独特の表現でメドベージェワの現在の状況を気遣い、その後に「耐えて、ジェーニャ!」と再び叫んだ。
続けるように実況は「ドラマチックな瞬間ですが、破滅的な瞬間ではありません。シーズンは続きます。試合は続きます。ジェーニャを愛し、彼女がエテリ・トゥトベリーゼコーチたちと成し遂げたすべてを覚えているファンたちの信心は…」と語ると、タラソワ氏は「私たちはそれをすべて覚えているし、知っている」とコメントし、最後までメドベージェワを擁護する姿勢を見せていた。
タラソワ氏は別のメディアに対して、ロシア国内でメドベージェワに厳しい目を向ける外野から心ない声が上がることに対し、批判的な意見を述べていた。一貫して擁護を繰り返しているロシアの重鎮。溢れる愛情に、メドベージェワも救われているに違いない。
(THE ANSWER編集部)