スーパー高校生・久保凛、大会新で800mインハイ連覇! 衝撃の日本新記録から2週間、高校生相手に5秒差圧勝
陸上の全国高校総体(インターハイ)は31日、福岡・博多の森陸上競技場で女子800メートル決勝が行われ、日本記録保持者の2年生・久保凛(大阪・東大阪大敬愛)が大会新記録の2分00秒81で貫録の連覇を達成した。
陸上インターハイ
陸上の全国高校総体(インターハイ)は31日、福岡・博多の森陸上競技場で女子800メートル決勝が行われ、日本記録保持者の2年生・久保凛(大阪・東大阪大敬愛)が大会新記録の2分00秒81で貫録の連覇を達成した。
6レーンからトレードマークのハチマキをつけ、飛び出した久保はいつものようにオープンレーンから先手を取り、後続をぐんぐん引き離す。1周目を59秒で入ると後続との差を縮めさせることなく圧勝。タイムは2017年に記録された塩見綾乃の2分02秒57を1秒以上更新する大会新だ。2位で2分6秒24の北村凜を5秒以上突き放した。
昨年の北海道インターハイで1年生ながら優勝した久保は「久保建英のいとこ」としても注目を浴びたが、今年は陸上界で押しも押されもしない存在に。4月の金栗記念では田中希実に勝利。5月の静岡国際でU18日本新を出し、木南道孝記念も制した。さらに6月の日本選手権で高校生ながら日本一も達成。そして、15日に奈良長距離強化記録会で1分59秒93を記録し、2005年6月の日本選手権で杉森美保が樹立した2分0秒45を実に19年ぶりに塗り替えた。
日本選手権女王、日本記録保持者として挑んだ2度目のインターハイ。パリ五輪の開催中、次回ロサンゼルス五輪で期待される16歳のスーパー高校生は、高校生相手に負けるわけにはいかなかったが、貫録の走りで連覇を達成した。
(THE ANSWER編集部)