宮里藍引退 初の高校生プロ、世界ランク1位…一時代を築いた「藍ちゃん」の足跡
女子プロゴルフの宮里藍(31)が26日、今季限りで現役を退く意向を表明した。高3でプロトーナメントを制し、一躍、国民的なヒロインとなった「藍ちゃん」は米ツアー9勝を挙げ、世界で活躍。10年には日本人初の世界ランキング1位に君臨するなど、日本の女子ゴルフ界で大きな足跡を残した。
今季限りで引退を発表…国民的ヒロイン、米ツアー9勝で「世界のミヤザト」に
女子プロゴルフの宮里藍(31)が26日、今季限りで現役を退く意向を表明した。高3でプロトーナメントを制し、一躍、国民的なヒロインとなった「藍ちゃん」は米ツアー9勝を挙げるなど、世界で活躍。10年には日本人初の世界ランキング1位に君臨し、日本の女子ゴルフ界で大きな足跡を残した。
沖縄出身の宮里は、レッスンプロだった父の影響でゴルフを始めた。東北高(宮城)2年生だった02年に釜山アジア大会金メダルを獲得。翌03年には、アマチュアの立場ながら「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で優勝を果たした。
衝撃のシンデレラガールの出現で一躍、注目を浴びた。10月にプロ宣言し、史上初の高校生プロゴルファーが誕生。翌04年には5勝を挙げ、ライバル・横峯さくらとともに女子ゴルフ界で一時代を築いた。
活躍の場は国内にとどまらなかった。06年から米ツアーに本格参戦。参戦から4年目となる09年にはエビアン・マスターズで悲願のLPGAツアー初優勝を果たし、一歩ずつ躍進を遂げていた。