またも9秒台ならず 桐生祥秀、10秒24で優勝 近いようで遠い「10秒切り」
関東学生対校選手権(日産スタジアム)は26日、男子100メートル決勝で桐生祥秀(東洋大)が10秒24(向かい風0.5メートル)で優勝。期待された日本人初の9秒台はならなかった。
関東学生対校選手権100m、向かい風0.5mでVも期待された9秒台は持ち越し
関東学生対校選手権(日産スタジアム)は26日、男子100メートル決勝で桐生祥秀(東洋大)が10秒24(向かい風0.5メートル)で優勝。期待された日本人初の9秒台はならなかった。
桐生は午前に行われた準決勝で10秒15(追い風1.8メートル)をマークし、トップで決勝進出。好タイムが出やすいといわれる日産スタジアムで記録の期待が高まったが、「10秒の壁」を越えられなかった。
日本では、伊東浩司が98年に10秒00をマーク。以降、朝原宣治が01年に10秒02、末続慎吾が03年に10秒03を出すなどしたが、夢の9秒台はならず。桐生が洛南高3だった13年に日本歴代2位となる10秒01を記録し、10秒切りが現実味を帯びていた。
桐生のみならず、山縣亮太、ケンブリッジ飛鳥、サニブラウン・ハキームら注目の逸材が揃う男子短距離界。近いようで遠い9秒台を一番最初に出すのは、誰になるのか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer