錦織、超絶バックハンド2本が大会5傑に選出「ベストショット賞はケイ・ニシコリだ」
男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(英ロンドン)で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)は1次リーグ1勝2敗で準決勝には進めなかった。第1戦でロジャー・フェデラー(スイス)を撃破するも、その後2連敗。最高の結果とはいかなかったが、ATP公式中継サイト「テニスTV」は大会のスーパーショット5選を公開。唯一2本のショットが選出されている。
ファイナルのスーパーショット5選に錦織のショットが2本選出
男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(英ロンドン)で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)は1次リーグ1勝2敗で準決勝には進めなかった。第1戦でロジャー・フェデラー(スイス)を撃破するも、その後2連敗。最高の結果とはいかなかったが、ATP公式中継サイト「テニスTV」は大会のスーパーショット5選を公開。唯一2本のショットが選出されている。
21歳の若き新王者アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の優勝で幕を閉じた大会。日本のエースは4強に進むことこそできなかったが、確かなインパクトを残していた。
テニスTVが選出したベストショット5本のうち、2本が錦織。まずはフェデラー戦の“片手バックハンド”だった。錦織のサービスに対し、フェデラーはフォアで強烈なリターン。コースぎりぎりに来たショットに対し、錦織は右手一本を精いっぱい伸ばして片手バックハンドでラケットに当てた。必死に食らいついたところからのショットは、ストレートにライン上にポトリ。懸命に追うフェデラーも届かない、実況アナが「オオ、君はこれを信じられるか?」と感嘆した一打だ。
もう1本はドミニク・ティエム(オーストリア)との一戦だ。第2セットの第5ゲーム、激しいラリーの末に華麗なネットプレーで相手のブレークを阻止したシーン。懸命の粘りと、最後にバックハンドで決めた瞬間の超反応は見事だった。