格下王者の今→4団体統一へ 立ち場を受け止めたボクサー田中恒成「なので、やりがいがある」
挑戦者「どんなことをしてでも勝つ」、田中「圧倒しながら勝つ」
相手のロドリゲスは「タイタン(巨神)」の異名を持つ28歳。3年前にIBF世界同級王座を9度防衛したジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に0-3の判定負けを喫したが、スタミナと好戦的なスタイルを併せ持つ。この日は「タナカは非常にエクセレントな王者。4階級制覇した素晴らしい王者」と敬意を持ちつつ、「俺はリングの下ではリスペクトするが、リングの上ではリスペクトしない」と早くも好戦的な姿勢を見せた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
「タナカは名王者だと思う。素晴らしい王者なので初回からプレッシャーをかけていく。俺は衝撃的な打ち合いが好き。それをしたい。フィジカルでは劣らない。どんなことをしてでも勝つために日本に来た」
一方、田中は挑戦者について「力強いパンチをどんどん振ってくる。タフな選手にタフな試合をしてきた。他団体を含めてスーパーフライ級は強い王者がいるので、そこに負けないように内容にこだわって圧倒しながら勝つ試合を見せたい」と気合いを入れた。
○…興行はトリプル世界戦。田中のほか、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)と初防衛戦を行う。WBO世界フライ級王座決定戦では、同級2位・加納陸(大成)と同級3位アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)が対戦。ボクシング転向4戦目の那須川天心(帝拳)がジョナサン・ロドリゲス(米国)と120ポンド(約54.43キロ)契約10回戦に臨む。「Prime Video presents Live Boxing」の第9弾として、Amazon プライム・ビデオで生配信される。
(THE ANSWER編集部)