敵地タイガース戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は13日（日本時間14日）、敵地タイガース戦に「1番・DH」で先発。第3打席に今季29号ソロを放ち、日本人初のメジャー通算200号に到達した。4打数2安打2打点の活躍もチームは9回に5点差を追いつかれ、延長10回に9-11で逆転負け。偉業達成は敵地放送局でも話題になった。

【PR】アベマでMLB生中継！大谷翔平や山本由伸ら注目の日本人選手の出場試合や無料ハイライトが見放題！

　大台に到達したのは2-2で迎えた5回先頭の第3打席。右腕モンテロの投じた2球目、真ん中付近へ甘く入ったチェンジアップを強振した。右翼ポール際に飛び込む打球速度107.8マイル（約173.5キロ）、飛距離373フィート（約114メートル）の一発。今季29号ソロが記念すべきメジャー通算200号となった。シーズン48本ペースとなる6試合ぶりの一発。7月は3本目で4年連続の30本塁打にも王手をかけた。

　中継する米ミシガン州地元局「バリー・スポーツ・デトロイト」の実況ダン・ディッカーソン氏は「昨日の最後の打席で二塁打、今日の初打席で三塁打を放ち、お次はホームランだ」と長打を連発していることを紹介。「ショウヘイ・オオタニにとって通算200号です」と敵地放送局でも話題になり、画面上にも2位松井秀喜氏の175本、3位イチロー氏の117本という数字が並べられた。

　ディッカーソン氏は「彼は日本人歴代トップです。そしてその差は広がっていくばかり」とこれからも記録を伸ばしていくことに指摘した。解説のカーク・ギブソン氏は思い出したように「来年はまた投手をすると思う？」と問いかけ。ディッカーソン氏は「そう思うよ。また投手をすることを願っている」と二刀流復活を心待ちにした。

　大谷は8回に今季23個目の盗塁を決めるなど、4打数2安打1本塁打2四球2打点3得点の活躍を見せたが、チームは9回に5点差を追いつかれ、延長10回に大逆転負けを喫した。