「こんな日韓戦があっていい」 バスケ日本への友好エール、仕掛け人の韓国選手「日本の歓迎に感謝」
パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表は、5日と7日に韓国代表と国際強化試合を戦った。その裏側で、スポーツマンシップにあふれたメッセージを日本代表の公式X(旧ツイッター)が紹介し、話題となっている。五輪出場を逃した韓国選手たちが、日本に向けて送ったエール。その中心となったヤン・ジェミンは韓国メディアの取材に対し、日本ファンへの感謝を口にした。
韓国代表から日本代表に激励メッセージ
パリ五輪に出場するバスケットボール男子日本代表は、5日と7日に韓国代表と国際強化試合を戦った。その裏側で、スポーツマンシップにあふれたメッセージを日本代表の公式X(旧ツイッター)が紹介し、話題となっている。五輪出場を逃した韓国選手たちが、日本に向けて送ったエール。その中心となったヤン・ジェミンは韓国メディアの取材に対し、日本ファンへの感謝を口にした。
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バスケファンの胸を熱くするような19秒の動画だった。日本のBリーグ・仙台89ERSに所属するヤン・ジェミンを中心に、韓国代表選手が会場の廊下に設置された定点カメラの前に集まった。ここでヤン・ジェミンが「アカツキ……」と言いかけると、一度は失敗して他のチームメートから総ツッコミ。ただ2回目はキレイな日本語で「アカツキ・ジャパン」と掛け声を上げ、続けて全員が「ガンバレー!」と声を合わせて日本語のエール。拍手が起こった。
ファンから「何度でも見てしまう…なんて素敵なチームなの」「あれ…何か涙出た」「こういう日韓戦もあっていいなと思った」と、バチバチにやり合う日韓戦とは違った空気に賛辞が上がる中、ヤン・ジェミンは韓国メディアの取材に対し、日本のファンへの感謝を口にしている。
韓国の専門メディア「バスケットボール・コリア」が掲載した記事によると、ヤン・ジェミンは観客1万5000人が集まったことに驚き、さらにほとんどが日本人のスタンドから自身への応援が飛んだことに「とても誇らしいです。過去の日韓戦の時はソウルでやっていたので、Bリーグでプレーしている僕への関心が低かった」と笑った。
さらに「日本のファンが、僕を歓迎してくれたことにとても感謝しています。これからも、バスケットボールでお返ししていきたいです。僕がいいプレーを見せるより、普段から日本代表の選手と仲良くすることがそうなるかもしれないけれど」と続けている。
今回の韓国代表は、最年長が1996年生まれと大幅に若返り、初戦は日本に85-84で勝利した。ただコートの中では、両国の選手がお互いにリスペクトする関係が生まれているようだ。
(THE ANSWER編集部)