最強KOボクサー中谷潤人がまたパンチ力UP 世界驚愕KOへスタイル改良「力まずダメージを与える」
日本人同士の統一戦実現へ「皆さんが納得のいく試合にしたい」
相手のアストロラビオは2022年2月に元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に10回判定勝ち。昨年5月のWBO世界バンタム級王座決定戦ではジェイソン・マロニー(オーストラリア)に敗れたが、挑戦者決定戦を制し、再び世界戦にたどり着いた。
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長いリーチによる遠距離、腕を小さく畳んで放つアッパーなどで近距離も得意とする中谷は、「パワーパンチを振ってくるイメージ。気をつけながら自分のボクシングをハメていく。左フックも振ってくるので、それを意識した上で打っていきたい」と想定。「圧力をかけてくる選手。しっかり止めてやりたいことをしたい」とリング上を支配する。
中学卒業後に単身渡米。当時から親友のアンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)が今回の興行でWBO世界フライ級王座決定戦に臨む。ロサンゼルスで一緒に合宿し、帰国後は中谷宅で過ごす。オラスクアガはこの日の公開練習にも顔を出し、中谷は「凄く楽しくやってますよ」と笑った。
バンタム級は中谷のほか、WBAに井上拓真、IBFに西田凌佑、WBOに武居由樹が就き、全4つの王座を日本人が保持。統一戦実現へ、陣営の村野健会長は「内容が問われる」と指摘した。中谷も望むところだ。
「この試合に集中していますけど、よりビッグファイトを期待してもらえるような内容にしたい。もちろんKOを期待してもらっているし、ただKOするのではなく、いいパフォーマンス、いい状態で皆さんが納得のいく試合にしたい。階級を上げても海外でも求められるような試合にしたい」
昨年5月の試合はリング誌など海外の各メディアで「年間最優秀KO賞」に選出され、世界的評価を高めた。階級を上げても戦慄を走らせるKOへ、高い意識を見せた。
○…興行はトリプル世界戦。中谷のほか、WBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)が同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)と初防衛戦を行う。WBO世界フライ級王座決定戦では、同級2位・加納陸(大成)と同級3位アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)が対戦。ボクシング転向4戦目の那須川天心(帝拳)がジョナサン・ロドリゲス(米国)とノンタイトル10回戦に臨む。「Prime Video presents Live Boxing」の第9弾として、Amazon プライム・ビデオで生配信される。
(THE ANSWER編集部)