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女子バレー五輪代表12人「3つのなぜ?」選考ポイントを監督説明 Wリベロに「日本女子の生命線は…」

日本バレーボール協会は1日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで会見を開き、パリ五輪の出場内定選手12人を発表した。主将でエースの古賀紗理那、石川真佑らが選出。女子代表チームは10日まで国内合宿を行い、フランスでの事前合宿を経て28日の開幕ポーランド戦に臨む予定。銅メダルだった12年ロンドン大会以来、3大会&12年ぶりのメダルを狙う。

記者会見を行った女子バレー日本代表の眞鍋監督【写真:中戸川知世】
記者会見を行った女子バレー日本代表の眞鍋監督【写真:中戸川知世】

パリ五輪の出場内定選手12人を発表

 日本バレーボール協会は1日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで会見を開き、パリ五輪の出場内定選手12人を発表した。主将でエースの古賀紗理那、石川真佑らが選出。女子代表チームは10日まで国内合宿を行い、フランスでの事前合宿を経て28日の開幕ポーランド戦に臨む予定。銅メダルだった12年ロンドン大会以来、3大会&12年ぶりのメダルを狙う。

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 古賀、石川ら、これまで日本を牽引してきたメンバーが順当に選ばれた一方、ファンの間で「これはなぜ?」という選考にまつわる疑問が上がった。会見した眞鍋監督は、いくつかのポイントを説明している。

 1つ目はリベロ2人制。出場権を獲得した時点で、眞鍋監督は人数を含めて未定としていたが、最終的な決断は「2」とした。選出されたのは福留慧美、小島満菜美。これについて、指揮官は「選考にあたって、何度も話し合いをした。意見がまとまらず。ネーションズリーグで試合をする中で、まず五輪出場権を獲得するために、目標達成するために、日本の女子バレーはディフェンスが生命線。数多く素晴らしいリベロがいるが、福留、小島というスペシャリストを使い分けながら世界と戦っていきたい」と説明。守備力を重視したものとした。

 2つ目はリザーブメンバーもリベロの山岸あかねを選出したこと。前述の2人に加え、リベロが交代選手を含め3人になる。眞鍋監督は「前提条件として、万が一、選手に不測の事態が起きた場合は7月26日までロングリスト24人から入れ替えが可能。また、五輪は今大会からバレーボールは最大6試合に減った」と大会規則に触れた上で「交代選手は1枠のみ。ネーションズリーグと異なり、交代選手を一度入れると元に戻すことができない」とも背景を説明した。

 その上で、山岸について「彼女の見えない力は、日本が結束して目標達成のために必要なワンピースである。ここ数年一緒に練習、試合、合宿を行ってきたが、選手もスタッフも感じているが、献身的にチームのために働いてくれる。13枠の1枠はかなり大きな影響力があるが、彼女しかいない」と信頼を口にした。

 そして、3つ目は当落線で涙を呑んだ選手。これは代表選考には必ずついて回るもの。「五輪には交代選手を含め、13名の枠しかない。遅い時期の出場権獲得となったため、ネーションズリーグの戦いを通じて現時点で最強と思える選手を選考する必要があった」と眞鍋監督。14人まで登録可能で、直前まで行われたネーションズリーグの内容からふるいにかけ、最強メンバーを選んだという。結果的に黒後愛と渡邊彩は外れた。

 悲喜こもごもがある五輪選考。選ばれた古賀は「今シーズンからずっとみんなで戦ってきて最後に絞られたけど、選考されたメンバーがいろんな気持ちを背負って、合宿からやっていきたい」と胸中を語った。この12人+1人で日本は12年ロンドン大会以来のメダル獲得に挑む。

(THE ANSWER編集部)


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