「両立できるのは自分だけ」 異例ハードル2種目で五輪へ、21歳新星・豊田兼「高い山に登る気持ち」
異例のハードル2種目で五輪挑戦「新しいロールモデルを目指して」
異例のハードル2種目で目指すパリ五輪。GGPまでは400メートル障害に比重を置いたが、ここ1か月は両種目を均等に練習してきた。ランとウェートトレーニング中心。両方やる上での工夫について「連日で400の次に110をやるのは怪我のリスクがあるのでやらない」としつつ、「試合では連日になるけど、不安はあるけど練習はやってこられたので問題ない」と自信を見せた。
初日に400メートル障害予選、2日目に同決勝、3日目に110メートル障害予選と準決勝、最終日に同決勝とタフな日程となる。
「初めてのシニアでの国際大会で、それが五輪。高い山に登る気持ちでいます。ただ、ランキングを見ても決勝で戦える位置じゃない。今回は弾みをつける大会にしたい。日本選手権を見てもその2種目で出る人は少ない。そういう意味で両立できる選手は自分しかいない。新しいロールモデルを目指して2種目を両立したいし、そういう意味で今まで絞らずにやってきたのでそのままの流れでシンプルに2種目を楽しんでやっていきたい」
父の母国で開催される夢舞台を見据え、まずは日本選手権で結果を残す。
(THE ANSWER編集部)
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