田中希実、ケニア合宿でU20選手と刺激的練習 3年連続2冠へ「バチバチの感覚取り戻せた」
ケニア合宿でU20選手たちと練習
ここ1か月は欧州転戦に加え、ケニアと岐阜・御嶽での高地合宿を消化。これから世界に旅立つ10代の選手たちの空気が刺激になった。
「ケニアでは今までの中では一番練習の消化率はよかった手応えがある。今までのケニアはマラソン組のトラック練習でもスピードを落としてボリュームが多い練習、ロード練習が多い印象。今回はU20の世界選手権を目指していくジュニアの子たちの練習に交ぜていただいた。よりスピードだったり、これから目の前のことに向かっていくフレッシュな気持ちを持って、普段の練習からバチバチやるような感覚を取り戻せたので良い時間になった」
初日に1500メートル予選、2日目に同決勝、3日目に800メートル予選と5000メートル決勝、最終日に800メートル決勝を控える。
「去年や2年前の日本選手権は勝ち切ることをテーマにしていた記憶がありますが、今回は単純に勝ちにこだわるより、負けてもいいからいろんなレースに挑戦したい気持ちが大きい。挑戦の中で今は怖い気持ちもあるのですが、挑戦しながらいつの間にか怖い気持ちが消えていたというような時間を持ちたいと思っている。明確にテーマとして示せる言葉は見つからないですが、自分の中のイメージでは勝ちにこだわるより、負けることに向かっていくくらいの気持ちでいたい」
3種目最大5レースになる日本選手権。パリ五輪に向けて是が非でも収穫を得る。
(THE ANSWER編集部)