村田諒太の疑惑判定 敵陣営は「勝利は明確」と強弁「ムラタはダウンしなかっただけ」
世界各国のメディアが判定に疑問を呈し、WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長も「私のつけたスコアでは117-110でムラタの勝利だった。まず第一にリョウタ・ムラタと帝拳プロモーション、日本のボクシングファンに謝罪します」とSNS上で異例の謝罪文を発表する事態になった。しかし、エンダムの勝利は「明白」と主張する人間がいる。
まさかの判定負け、相手側は地元紙に正当性を主張「エンダムの勝利は明確だ」
ボクシングのWBA世界ミドル級王座決定戦12回戦が20日、有明コロシアムで行われ、ロンドン五輪金メダリストで同級2位の村田諒太(帝拳)が、同級1位の元世界王者アッサン・エンダム(フランス)に1-2で判定負け。ダウンを奪い、優勢とみられていたが、“疑惑の判定”で黒星を喫した。
世界各国のメディアが判定に疑問を呈し、WBAのヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長も「私のつけたスコアでは117-110でムラタの勝利だった。まず第一にリョウタ・ムラタと帝拳プロモーション、日本のボクシングファンに謝罪します」とSNS上で異例の謝罪文を発表する事態になった。しかし、エンダムの勝利は「明白」と主張する人間がいる。
エンダムのプロモーターのセバスチャン・アカリース氏だ。母国フランスの地元紙「レキップ」で疑惑の声に必死の反論を展開している。
「アッサン(エンダム)の勝利は明確だ。アッサンは最も積極的だった。一度はダウンしたが、多くのパンチを放った」
大物プロモーター、ミシェル氏を父に持つエンダム陣営のプロモーターはこう主張したという。さらに、繰り返してエンダムの優位性を力説している。