親日家の100m世界王者が出走直前に「遊戯王カード」取り出す 胸にしのばせ「セト・カイバだ」米笑撃
パリ五輪に向けた陸上の米国代表トライアルは22日(日本時間23日)、オレゴン州ユージーンで男子100メートルの予選が行われ、昨年のブダペスト世界陸上を制したノア・ライルズが9秒92で1位通過した。日本アニメの熱狂的なファンとして知られるライルズはスタート前に異例のパフォーマンスを披露。ユニホームの隙間から取り出したまさかのカードに笑撃が広がっている。
世界陸上3冠のライルズが取り出したのは…
パリ五輪に向けた陸上の米国代表トライアルは22日(日本時間23日)、オレゴン州ユージーンで男子100メートルの予選が行われ、昨年のブダペスト世界陸上を制したノア・ライルズが9秒92で1位通過した。日本アニメの熱狂的なファンとして知られるライルズはスタート前に異例のパフォーマンスを披露。ユニホームの隙間から取り出したまさかのカードに笑撃が広がっている。
6レーンに立つライルズの前に中継カメラが寄ると、世界王者は右手を左脇に伸ばし、ユニホームの隙間から小さなカードを取り出した。こめかみにコンコンと軽く当てた後、ドヤ顔でひっくり返したものは、日本発のカードゲーム「遊戯王」の「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」だった。抜群の攻撃力で有名な一枚。ライルズは舌を出しながら見せつけ、元の場に戻した。
米スポーツ局「NBCスポーツ」公式Xが動画を公開。「ノア・ライルズが100メートルのイントロで本当にYu-Gi-Oh!のカードを取り出した。(気になる人のために、ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンだよ)」と泣き笑いの絵文字も添えて記した。米ファンからは「レジェンド。私の幼少期だ」「この男はマジでセト・カイバだ(笑)」「ハハハハ、こいつはやべぇ」と笑撃を受けた声が寄せられた。
昨年のブダペスト世界陸上で男子100&200メートル、4×100メートルリレーの3冠を達成したライルズは、この日唯一の9秒台となる9秒92で予選を1位通過。日本のアニメ好きとして知られ、これまでも「ドラゴンボール」の元気玉やかめはめ波ポーズ、「呪術廻戦」の無量空処ポーズなどを披露している。
(THE ANSWER編集部)