棄権バーネット、悲劇招いた驚きの理由とは? WBSS代表が激白「1日も早い回復を」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦は全てのカードを消化し、WBA王者・井上尚弥(大橋)ら4選手の準決勝進出が決定した。11月3日に英グラスゴーで行なわれた1回戦最後の試合ではWBAスーパー王者のライアン・バーネット(英国)が元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)と激突。4回に自ら腰を抑えてダウンし、棄権となる衝撃の幕切れを迎えていた。WBSSプロモーターを務めるカレ・ザワーランド氏は「THE ANSWER」の単独取材に応じ、バーネットに起きた悲劇の原因を「腰椎すべり症」と説明。生まれ故郷で入院していることを明らかにした。
衝撃の幕切れ迎えたバーネットの棄権の理由が明らかに
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント1回戦は全てのカードを消化し、WBA王者・井上尚弥(大橋)ら4選手の準決勝進出が決定した。11月3日に英グラスゴーで行われた1回戦最後の試合ではWBAスーパー王者のライアン・バーネット(英国)が元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)と激突。4回に自ら腰を押さえてダウンし、棄権となる衝撃の幕切れを迎えていた。WBSSプロモーターを務めるカレ・ザワーランド氏は「THE ANSWER」の単独取材に応じ、バーネットに起きた悲劇の原因を「腰椎すべり症」と説明。生まれ故郷で入院していることを明らかにした。
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今大会の第1シードで、正規王者の井上よりもWBAで上位に当たるスーパー王者だったバーネット。フェザー級から2つも階級を下げて、7年ぶりにバンタム級のウエートを作った“フィリピンの閃光”ドネア相手に有利と見られていた初戦で、よもやのアクシデントに見舞われた。
「バーネットは不運なアクシデントに見舞われてしまった。私自身もリング上であんなシーンは見たことがない。彼は現在ベルファストの病院で入院して、今だに検査していると聞いています。椎間板ヘルニア、特に腰椎すべり症の疑いが持たれています。4ラウンドの激痛の原因になったということです。一日も早い回復をWBSSとしても祈っています」
アクシデントは4ラウンド目に起きた。ドネアにコンビネーションを放ったバーネットだが、打ち終わりで苦悶の表情を浮かべた。右脇腹を押さえながら、激痛に耐えかねて、自らマットに膝をついた。理由は腰椎すべり症だった。背骨の神経組織が圧迫されたことで、痛みが生まれたという。
会場の誰もが信じられない光景となった。このラウンドは必死に耐え、コーナーに戻ったが、陣営との協議の末に棄権を選択。ドネアのTKO勝ちが決まった。