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棄権敗退バーネットにWBSS再参戦の可能性浮上 主催者「リザーブで登録できるなら」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級1回戦でショッキングな敗退となった元WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)。グラスゴーで行われた5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)戦の4ラウンドの途中に腰付近を痛めて自ら膝を突き、この回の終了後に棄権。TKO負けとなったが、リザーブ選手としてWBSSに再参戦を果たす可能性が浮上している。米メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

WBSSバンタム級1回戦で敗退したバーネット【写真:Getty Images】
WBSSバンタム級1回戦で敗退したバーネット【写真:Getty Images】

不完全燃焼で敗れたバーネットにリザーブ選手で復活可能性浮上

 ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級1回戦でショッキングな敗退となった元WBAスーパー王者ライアン・バーネット(英国)。グラスゴーで行われた5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)戦の4回途中に腰付近を痛めて自ら膝を突き、この回の終了後に棄権。TKO負けとなったが、リザーブ選手としてWBSSに再参戦を果たす可能性が浮上している。米メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

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 第1シードで優勝候補の一角とされたバーネットがアクシデントに見舞われた。グラスゴーのSSEハイドロ・アリーナで行われたドネア戦の4回、コンビネーションを撃ち抜いた後、自ら腰を押さえながら、リングに膝を突いた。まさかの事態に、4回はなんとか凌ぎ切ったが、5回開始前に試合続行不可能で棄権。WBA正規王者の井上尚弥(大橋)の上位に当たるスーパー王者がよもやの王座陥落となった。

 記事によるとWBSSプロモーターのカレ・ザワーランド氏は「この怪我が深刻なものなのか心配している。だが、私は医者ではないので…」と前置きした上で「彼は最高の男で、素晴らしいチームに恵まれている。彼が準決勝までに回復できるなら、彼がリザーブとして登録できれば驚くべきこと。彼にとって、この大会はこれで終わりかもしれないが、様子を見てみよう」と続け、他選手にアクシデント発生の場合の復活選手として候補に残しておく考えを示唆している。

 実際に、今年9月に閉幕した第1回大会のWBSSスーパーミドル級では1回戦を勝利したユルゲン・ブリーマー(ドイツ)が、インフルエンザのため準決勝を欠場。代わりにリザーブで待機していたオランダのニキー・ホルツケンが参戦した経緯があった。

 4強に進出した井上。モンスターと準決勝で対決するIBF世界王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)。そしてドネア、WBO世界王者のゾラニ・テテ(南アフリカ)にリングに上がれない事態が起きた場合、腰の故障が癒えたバーネットにもう一度チャンスが訪れると、ザワーランド氏は語っている。

(THE ANSWER編集部)


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