買取大吉　バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会が終了

　バレーボールネーションズリーグ（VNL）2024福岡大会は16日をもって、北九州市の西日本総合展示場で行われた女子第3週を終えた。日本代表を含め、パリ五輪出場権をかけた最終決戦とあって大会は大盛り上がり。ここでは、大会中に話題になったトピックを振り返る。来日した海外選手たちは、日本人ファンの熱烈な応援にそろって感激していた。

　13日のオランダ―米国戦の会場には多数の小学生が来場。オランダ選手たちは会場敷地内で日本の子どもたちに迎えられていた。花道の間を歩きながらハイタッチ。選手も笑みを浮かべた。試合中は子どもたちがオランダ国旗を振り回して応援。ストレート負けしたが、オランダ女子代表公式インスタグラムはストーリー機能で交流動画を公開し「なんて可愛いらしいの！」と感激していた。

　一方、この試合でチームトップタイの計13得点を挙げた米国の世界的オポジット、アンドレア・ドルーズは場内インタビューで「みんなエネルギーがあったわ」と歓声に応えた。「今大会で一番大きな声でしたね」と喜び、「日本のファンの皆さんは素晴らしいです。私は日本でもプレーしていました。また試合を見に来てください」と呼びかけていた。

　最後に日本語で「ガンバッテ、アリガトウゴザイマシタ！」と感謝。サインボールを客席に投げ込むと、歓声はさらに大きくなった。

　また、イタリアは16日にセルビアを3-1で撃破。チーム3番手の計10得点で勝利に貢献したMBサラ・ボニファーチョは茶目っ気たっぷりに感謝を届けていた。場内インタビューで「とにかく日本を愛してるわ」と告白した後、「食べ物も大好き。ラーメンも寿司も食べたわ、フフフ」と感激した様子。「本当によかった。今回の日本の声援もとってもよかった、フフ」と笑い、拍手をくれた客席にこう言葉を届けた。

「皆さん、本当に素晴らしいです。ウェルカムの気持ちをよくつくってくれる。日本戦だけじゃなく他の試合でも素晴らしい応援をしてくれるので本当に嬉しいです。できればもう少し日本にいたいわね。みんなのおかげよ」

　どの国も世界レベルのプレーを現地のファンに届け、バレーボールの魅力が溢れた大会に。20日からタイでファイナルラウンドが行われる。日本代表の活躍とともに、日本と絆を深めた各国選手のプレーからも目が離せない。