28球で緊急降板、山本由伸はIL入りの「可能性高い」 上腕三頭筋の張りで交代、指揮官が状況説明
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は15日(日本時間16日)、本拠地ロイヤルズ戦に先発登板。2回まで無失点に抑えたが、3回のマウンドには上がらず緊急降板となった。球団は「上腕三頭筋の張り」が原因であると発表。2-7で敗戦後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は会見で「医師と相談し、明日の様子を見て、検査が必要か判断」と山本の状況を説明した。
本拠地ロイヤルズ戦で2回無失点も…
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は15日(日本時間16日)、本拠地ロイヤルズ戦に先発登板。2回まで無失点に抑えたが、3回のマウンドには上がらず緊急降板となった。球団は「上腕三頭筋の張り」が原因であると発表。2-7で敗戦後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は会見で「医師と相談し、明日の様子を見て、検査が必要か判断」と山本の状況を説明した。
山本は初回に四球を1つ与えたものの3人を打ち取って無失点。2回はメレンデスに内野安打を許したものの、後続を打ち取った。しかし2回裏のドジャースの攻撃中、ベンチでロバーツ監督ら首脳陣が慌ただしくなり、ブルペンでリリーフ投手を準備させていた。山本は2回1安打無失点、僅か28球での降板になった。球団は公式Xなどで「上腕三頭筋の張り」が原因であると発表した。
試合を中継した米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」は試合後番組でロバーツ監督の会見を放送。指揮官は山本の状況について「次のステップは医師と相談し、明日の様子を見て、検査が必要か判断すること。痛みに関しては、先発の後に数日間痛みがあったと彼は言っていた。登板を遅らせ、彼はもう十分行けると思うと話した」と説明した。
「投手とは常にコミュニケーションを取っている。シーズンを通して、痛みは常にあるもの。その時は彼も私たちも先発できると感じていた。彼を傷つけるかもしれないと感じていたら先発させることはない」と登板時点では問題ないと感じていたと言及。しかし、投げるにつれて張りが強くなったため、「2回が終わった後、三頭筋が張ったというのでプラグを抜いたんだ」と説明した。負傷者リスト(IL)入りの可能性を問われると「その可能性は高い」と回答した。
メジャー1年目の山本は試合前まで13試合に登板して6勝2敗、防御率3.00の成績を残していた。前回7日(同8日)の敵地ヤンキース戦ではジャッジ、スタントンら強力打線を相手に7回2安打無失点の快投。4戦連続100球以上を投げていた。13日(同14日)の本拠地レンジャーズ戦に先発予定だったが、変更に。MLB公式のフアン・トリビオ記者は自身のXで「球速が全体的に落ちている」と指摘していた。
(THE ANSWER編集部)