男性→女性に性別変更、競泳トランス選手の訴え棄却 銀メダリスト安堵「平凡な男子に負けず済む」
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は12日、競泳で男性から女性に性別変更したリア・トーマス(米国)の訴えを棄却したと発表。トーマスは女子カテゴリーに出場する資格を求めていたが、これが退けられる形になったと海外メディアも報じた。1980年モスクワ五輪で銀メダルを獲得しているシャロン・デイビーズ氏が反応。決定を支持している。
トーマスの訴えをCASが棄却
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は12日、競泳で男性から女性に性別変更したリア・トーマス(米国)の訴えを棄却したと発表。トーマスは女子カテゴリーに出場する資格を求めていたが、これが退けられる形になったと海外メディアも報じた。1980年モスクワ五輪で銀メダルを獲得しているシャロン・デイビーズ氏が反応。決定を支持している。
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トーマスはかつて男子チームに所属していたが、ペンシルベニア大では女子カテゴリーの大会に出場。2022年の全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1の全米選手権ではエマ・ワイアントら五輪メダリストに勝利するなどし、抗議の声も上がっていた。
世界水連は男性として思春期を過ごしたトランスジェンダー選手の女子エリート大会への出場を制限し、「オープンカテゴリー」を新設。トーマスは再び女子カテゴリーの大会に出場を求めていたが、CASが訴えを退けた。
モスクワ五輪女子400メートル個人メドレーで銀メダルを獲得したシャロン・デイビーズ氏は、自身のXに私見をつづった。トーマスの訴えが棄却されたという英紙「ガーディアン」の記事を示しつつ「良かった。これでエリート級の女子選手が6フィート4インチ(約193センチ)の平凡な男子選手に負けずに済むわ」と胸を撫でおろしている。
(THE ANSWER編集部)